緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

Integration

2015年08月16日 | 医療

2010年にTemelさんらの
進行肺がん患者さんに対して
早期から緩和ケアチームが介入した群の方が
予後が長かったという論文がNEJに出されてから、
こうした治療医と緩和ケアとの連携についての
論文がぐっと増えました。

1948年から2013年まで
MEDLINEとOvidで検索した
システマティックレビューを見ると
この65年間の論文の
64%が2010年以降3年間に報告されています。




そういう治療医と緩和ケアの連携は、

「Integration」
という言葉で表現されています。

つまり、「統合」です。



チームやコラボや、併診ではなく、
Integration(統合)なんですね。


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