Hope for the best, and prepare for the worst
最も良い方向に進んで行くことを期待しながら、
よくない方向に進んでいった場合を想定し、
備えよう
あまりに有名な言葉になりました。
Published: Ann Intern Med. 2003;138(5):439-443.
DOI: 10.7326/0003-4819-138-5-200303040-00028
内科学の雑誌で、
インパクトファクターも高いものです。
そこに掲載された
論文のタイトルにもなった言葉
この言葉で検索すると、
すぐに論文に行きつくかというと
引用した様々なWebサイトが検索されます。
直訳したものが上記のようなものとなりますが、
ここから、やや離れますけれど、
私が好きな訳は、
ある医療ソーシャルワーカーさんが
私に一番最初にこの言葉を紹介してくれたときの
訳文です。
最悪を考えて、最善をつくす・・
明らかに元文から離れます。
でも、ここには、
私たち医療者の
取るべき姿勢が
共有語のように
掲げられています。
最善を希望、期待してもらうことを念頭において、
私達はもっとも良いと思われる道を
患者さんと共に探索し、力を尽くそう・・・・
そんな響きをもっています。
医療だけでないと思います。
人生、生活・・・
何でも、ものには幅があり、
最善もあれば、最悪もあり、
その振幅の中で生きていることを
ついつい忘れてしまいます。
予防の緩和ケア。
何かが起こってから動くのではなく、
早めに準備することは
悪い事ではありません。
痛みが出てから緩和ケアではなく・・・
人生、
最悪も想定しつつ
最善を目指し
最善を尽くし
備えていこう・・