心から楽しみたかった・・気持ちを切り替えて・・

2019年のコロナの前・・・

都内の電車に乗ると、新調した車両や
車掌さんが英語でアナウンスしていたり、
路線図や切符購入には英語表記がされたり
し始めていました。

JRは、英語のアナウンスは録音を流していましたが、
その私鉄は、生アナウンスで、どの車掌さんも
とても発音が素晴らしくて、すごく練習したことが

わかりました。
素敵なおもてなしだなあと思っていました。

タクシーの運転手さんもです。
車内には、いろいろ工夫がされていて、
運転手さん自身から、英語だけではなく、
勉強しているのですよって聞きました。

お店も、レストランも、道の標札も

多言語に対応する工夫が沢山されていました。

そして、何よりも住んでいる皆さんが、
一人一人、どんな風におもてなしをするか、
話題が聞こえてきていました。

都民は、本当にオリンピックを楽しみにしていました。


昨年までは、いつかきっとその日が来ると思っていました。

今年に入って、やばい？と感じ始め、
この数か月、もてなしの気持ちをぐっと抑え、我慢の期間でした。

7月4日の都議会選挙の演説の中には、
1年、半年の延長・・といった声もまだ、含まれていました。

都内では、コロナ変異型がさらに広がり、一気に大変なことになる・・

そして、世界中にそれを広げることになるかもしれない・・
私の周りの医療者にはこれを否定する人はいませんでした。
ある人は、東京から火だるまになる・・と表現していました。

そして、先週、
いくつかの開催を除き、無観客と発表され

少し荷が軽くなりました。

やっと、

オリンピックは開催されるのだ・・ということを

受け入れられるようになってきました。

だからこそ、やっと正直に書けるようになりました。

1年後に　延長してほしかった・・

ここ何年も力を合わせて空気感を作ってきたのだから
心から楽しみ、知らない隣人とも一緒に応援したかった・・

街ゆく海外から来た人に声をかけ、
ショートトーキングを楽しみたかった。

2020年延期を決めるとき、

1年後か2年後かの選択肢があったのに・・

悲しいなあ・・

向く方向を間違っているのですから

この結果もしょうがないのでしょうか。

ここから、8月末まで、医療現場は
急性期診療として踏ん張りどころです。
新型コロナは勿論、熱中症、事故、テロ対策・・・

ある程度落ち着くまではそこから数か月、

多分10月頃、荒れれば11月、12月も・・

多様な対応を求められていくことになるでしょう。

息が切れないようにしていきたいと思っています。

60歳になると大学病院の管理当直ははずれるのですが、
人生最後の管理当直が8月22日・・・
なんと、緊急事態宣言の最終日です。

色々な意味を感じています・・

Oleg GamulinskiyによるPixabayからの画像