緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

友人からの贈り物

2007年01月27日 | つれづれ

大切な友人がCDを送ってくれました。
イル・ディーボ
昨年のFIFAワールドカップ公式テーマ曲で注目を集め
アンコールというアルバムは全米1位になったそうです。
実は、CDを見るまで知りませんでした。

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友人は、キャンサーサバイバーであり、腎不全からのサバイバーです。
生死をさまよったこともあったそうですが
ご主人が支え続けられ、乗り越えることができました。
そして、そのご主人にがんが見つかり、数年前に他界されました。

友人は、多くの人と愛犬に支えられながらの日々でした。
とはいえ、ご主人との人生を知れば知るほど
どんなに孤独な空虚な時間に身を浮かべてきたのだろうかと
思いを馳せておりました。

その友人の新たな一歩を踏み出すきっかけが
この中の一曲だったと記されていました。
正直どの曲なのか私にはわかりませんでした。

その中に、荒川静香さんがエキシビションで使っていた
You raise me up
がスペイン語で入っていました。
日本語の訳を読んで、初めて歌詞の意味を知りました。

私が何も身につけず 息をすることさえ忘れ
愛もなく 不毛の地でもがいていたとき
魂など死んでしまったと思っていたとき
陽の光のように 貴方は現れた

貴方のために 私は運命よりも強くなろう
 :
貴方のために 今よりいい自分になろう
(対訳 政岡潔子 ただし、僕は私に、君を貴方に置き換え)

忽然と現れた素敵な人を歌った歌ですが
聞く人々によって捉え方は代わると思います。
大切な人と死別し、まるで死んでしまったような自分に
再び大切な人のために生きることを取り戻した歌とも聞こえます。

他にも、私が踊りに夢中だった頃大好きだった
ウエストサイド物語のSomewhereが入っていました。

“Time to care” が
“いつくしむあうとき” と訳されており
ケアとはいつくしみであることを改めて心に刻みました。

素敵な贈り物に感謝・・


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