緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

「待つ」ことに見出せるもの

2021年12月26日 | つれづれ
これまで「待つ」とは
生産性がないもの
という印象がありました。

コロナを経験して、待つことに意味があると感じたこともあります。

嵐が過ぎ去るのを待つ
 市中感染が落ち着くのを待つ
 ワクチン接種で抗体ができる間を待つ
 自宅待機で待つ


次の活動への意味ある時間です。







一方で、待たされたことで呆れたことも。


今年の2月、高校のがん教育の外部講師の依頼を都教育庁、がん対策を経由して受けました。

3月末、その高校の担当副校長が異動になるとのことで、もう二人の副校長と保健体育の教師にCCがついたメールが来ました。
私からは新学期が落ち着いたら学校側から連絡を頂きたいことを返信したのですが・・・
先方からは、何も返信はありませんでした。

その後、半年たっても、つまり、10月になっても次の担当副校長からも、他の教員からも連絡がありませんでした。



このストーリーにはこの後、延々呆れた話が続きます。






意味がある「待つ」こと
責任を持たない「待たせる」こと

「待つ」ことが多様になってきていることに、改めて気づいた12月でした。

Amit KarkareによるPixabayからの画像

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (e3693)
2021-12-31 21:24:04
Fsさん

今年、一年本当にありがとうございました。
Fsさんのコメントは新たな気付きを与えて下さり、私の記事にいっそうの彩りを与えてくださいました。

末永くご示唆頂きますよう、新たな年もよろしくお願いします。

aruga
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Unknown (e3693)
2021-12-31 21:12:05
@warin2020 warinさん

優しいコメントに新しい年も頑張れそうです。

引き続き、来年もよろしくお願いいたします!

aruga
返信する
Unknown (Fs)
2021-12-31 18:07:14
一年間、続けて読まさせてもらいました。私も現役のときとは違い、周囲に高齢者がいる環境の中で、いつも大変参考になり、またいろいろと考えるきっかけを作っていただいたこと、感謝申し上げます。
「待つこと」は私にとり、ある意味では自分の反省の時間でもあります。いろいろとイベントや取り組みを企画して、参加者が本当に来てくれるのか、入り口でいつも時計を見ながら仲間が集まってくれるのを待ちました。
自分の呼びかけの仕方や、企画の仕方などなど自責と反省の場でした。ある意味自分を苛む時間でもありました。
よりよい待つ時間の過ごし方、それは心にゆとりを持つことだと少しだけ得心するようになりました。
返信する
Unknown (warin2020)
2021-12-31 04:02:38
お仕事柄
大変な1年だったのでは

まだまだ 頑張って頂かないと!ですね😊😊

本当にありがとうございました🙇🙇😊😊

良いお年を🍀✨🌸🍀✨❤
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Unknown (e3693)
2021-12-27 21:08:36
@gokuton のんさん

このところ優しいメッセージをお寄せくださり、本当にありがとうございます。
温かな まなざしを大切な方々にむけていらっしゃる姿が見えてくるようでした。

待つことは本当に忍耐がいるものですね。
美味しそうなブログの写真、楽しませていただきました。

aruga
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Unknown (gokuton)
2021-12-27 07:37:05
おはようございます。
昨日は失礼致しました。
緩和ケア医の日々所管を拝読し、
気持ちが溢れ自分を見失いました。
ありがとうございました。

「待つ」じっと待ちながら気を紛らわすことをしています。
次の活動に意味ある時間ですね。
待つ時間は短いのがBestだと誰しも思います。
早く普通の生活に戻れるのを待つばかりです。
のん
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