本日は薬害オンブズパースン・タイアップグループの全国会議に出席しました。全国の弁護士や薬剤師、市民が集まって医療機関と製薬企業の経済的関係の調査活動について話し合いました。全国の国立大学の医学部に民間企業からどれだけの寄付金が集まっているか調査しています。実際に億単位のお金が年間で寄付金として入ってきています。すでに製薬企業の業界団体は医療機関との透明性ガイドラインを策定して各企業に経済的関係を公開するよう呼びかけています。
医学研究には膨大なお金がかかります。そのおかげで難病といわれる病気も近年治ることができるようになってきました。現在では産業界、官庁、学会の連携(いわゆる産官学連携)により新しい医療技術が進展して政府も経済発展の中心的存在となっています。患者さんんおために公平にお金が使われれば良いのですが、薬害エイズ事件でもあったように産官学の経済的な癒着構造から命よりも利益が優先して起きてしまった薬害問題があります。薬害オンブズパースン会議では医療機関と製薬企業のガイドラインについても提言を行なっています。内容は:http://www.yakugai.gr.jp/topics/topic.php?id=829