子宮頸がんワクチン被害の問題を取り扱う新刊本が出ました。「犠牲になる少女たち~子宮頸がんワクチン接種被害の闇を追う~」(井上芳保著・現代書館)少しづつ読み始めています。HPVワクチン被害については数年前から薬害オンブズパースン会議のシンポジウムや被害者連絡会の集会などで、その被害を聞いていましたが、やはり当事者の生の声は一番大きいです。しかし、被害者は体の状況もずいぶん悪く、なかなか人前へ出てきて話をすることは難しい状況です。この先月にも被害者を読んでの学習会を開催して生の声を聴く機会がありましたが、体調は思わしくありません。そんな中でも少しでもこの問題を知ってほしいと人前で訴えています。被害当事者のつらさは当事者でなければわからないものだと思いますが、当事者と向き合いながら、この問題を社会に伝えていかなければと思っています。先日も大学で薬害被害者の支援活動について話をする機会を得て、講義の終わった後に女子学生から質問されたとき、被害者と同じ世代ということもあり真剣に聞き入っていました。被害者とおよび被害者と同じ世代の若い人々と一人ひとりに丁寧に向き合っていくしかないと感じている今日この頃です。
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