財務省の文書管理の問題から今度は防衛省の文書管理の問題が出てきました。財務省の問題でも担当部署の自殺者が出る問題が出ましたが、防衛省の問題はイラク派兵の自衛官の命に係わる問題です。一連の官庁の文書管理の問題で薬害問題でも厚生労働省の文書管理についても問題がありました。薬害エイズ事件でも当時の資料が無いと言っていたものが地下倉庫で発見されました。私が記憶に新しいのは薬害肝炎問題での418リスト問題です。この問題は薬害肝炎で問題となった血液製剤フィブリノゲンによる急性肝炎発症例の418リストが各医療機関から製薬会社に報告され、その報告書が厚生労働省で保管されていましたが、厚生労働省や製薬企業は418症例の被害者に対して製剤投与の事実や肝炎治療の必要性を説明しませんでした。肝炎ウイルスに感染すると慢性肝炎から肝硬変・肝がんと進行して治療が遅れると命を落とす可能性があります。文書の有る無しだけで議論する問題ではなく、文書の意味から対策、対応が重要で人間の命を作用する問題なのです。今本当に命をないがしろにしている現状に愕然とします。
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