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生きる覚悟とはー勝海舟の親爺・勝小吉・夢酔

2020-05-12 19:35:22 | 日記
「僕は先日『勝海舟』の伝記を読んだ。ところが海舟の親父の勝夢酔という先生が奇々怪々な先生で、不良少年、不良青年、不良老年と生涯不良で一貫した御家人くずれの武芸者であった。尤も夢酔は武芸者などと尤もらしいことを言わず剣術使いと自称しているが、老年に及んで自分の一生をふりかえり、あんまり下らない生涯だから子々孫々のいましめの為に自分の自叙伝を書く気になって『夢酔独言』という珍重すべき一書を遺した。・・・(略)・・・この自叙伝の行間に不思議な妖気を放ちながら休みなく流れているものが一つあり、それは実に『いつでも死ねる』という確乎不抜、大胆不敵な魂なのだった」(坂口安吾「青春論」より)
勝小吉・夢酔の生きる覚悟は『いつでも死ねる』という魂なのでしょうか。その覚悟は息子の勝海舟に引き継がれ幕末から明治維新という乱世を生き抜いたのではないでしょうか。さて現代において生きる覚悟とは、今を生きる一人ひとりに問われているのでしょう。
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