「涙は人のためだけに流しなさい」井深八重が御殿場の神山福生病院の後輩看護師に諭した言葉だそうです。井深八重は若い頃ハンセン病と誤診されハンセン病の神山福生病院に入院させられました。大正時代の当時はハンセン病は伝染する不治の病とされ家族まで差別が及びました。絶望の中に入院した井深八重が神山福生病院の院長でレゼー神父から、どうもハンセン病ではないから東京で精密検査を受けるように言われ検査をするとハンセン病で無いことが分かりました。院長であるレゼー神父から新しい生活を考えるように言われた井深八重でしたが、レゼー神父のハンセン病患者に献身的な働きの姿を見て、自分は神山福生病院で働きたいと、いったん東京で看護師の勉強をして看護師として神山福生病院に働くことになりました。自らの苦悩の体験を活かしハンセン病患者のために一生を捧げました。人のために尽くす井深八重ー社会問題を他人事のように生きる現代の風潮に井深八重の生き方に学ぶべきではないでしょうか。
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