寺子屋江川塾の準備で2月のテーマである松平定信の準備をしていますが、この人物ほど、もし御三卿の田安家に残っていれば(タラレバ)将軍になっていたかもしれないと思うのですが、白河藩に養子に入り藩主として藩政改革をして仁政を行ったことが評価されて、のちに老中首座として幕政改革を行ったりもしたので、調べていくと様々なことを気づかせてくれます。
タラレバは様々なケースが思い出されます。
幕末に名君と言われた島津斉彬や老中首座の阿部正弘は早く亡くなりましたが、この両名が長生きしていれば幕末の様相もずいぶんとかわっていただろうし、逆に将軍になれない御三家の水戸藩出身の徳川慶喜が御三卿の一橋家に養子に入ったことで15代将軍にもなっています。徳川慶喜は将軍になれる御三家の紀州藩出身の14代将軍徳川家茂と将軍継嗣問題で候補にあがったわけですが、徳川慶喜が14代将軍になっていたら、また様相も変わっていたことでしょう。
タラレバからいろいろ気づかせてくれることがあるので歴史は面白いです。