
明治31年6月29日、足尾鉱毒事件の解決に奔走していた田中正造はこの問題に関心を持っていた勝海舟に会い協力を求めます。常に被害民の立場に立って動いた田中正造の姿勢に勝海舟は「百年後の総理大臣」と揮毫します。勝海舟は政治家は「正心誠意」の4字しかないと言っています。この田中正造の足尾鉱毒事件に取り組む姿勢こそ「正心誠意」、正に政治家の姿勢と「百年後の総理大臣」と言ったのでしょう。さて現代の総理大臣、政治家はどうでしょう。世の中に苦しんでいる被害民の立場に立った政治家は居るでしょうか。政治家に限らず今を生きる私たちが、今の生き方を明治の勝海舟、田中正造が問いかけているように感じます。
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