笑顔の江川

薬害エイズを考える山の手の会のご案内
薬害被害者、がん患者の支援活動
尊敬する勝海舟や田中正造のコメント

「最も小さい者のひとりにした」こととは・・・

2017-04-14 23:07:45 | 日記
復活祭はキリスト教にとって最も大きい行事ですが、いつも行事の時に気づかされるのは、復活祭であっても降誕祭であってもキリストはどうであったかということ。最も貧しい状態で生まれたキリスト、そしてすべての人間の罪を負って処刑されたキリスト、キリストの十字架のとなりに罪人がはりつけられています。私がいつも思い起こす聖書の箇所は「私の兄弟であるこれらの最も小さい者のひとりにしたのは、すなわち、わたしにしたのである」(マタイによる福音書25章40節)
最も大きい者、最も力ある者、最も裕福な者ではなく、最も小さな者、最も弱い者、最も貧しい者に行うこと、これがキリストでありましょう。今、世界中が争って最も力あるものに向かおうとしている時こそ、最も小さな、弱い、貧しいものに向かう時でしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

復活祭を前にー時のしるしを読み取るには

2017-04-13 21:15:21 | 日記
今度の日曜日は復活祭。あまり教会に行っていない私にとっては心の痛むところですが、久しぶりに昔の本を手に取って読みました。もう亡くなられたムルグ神父さんの「新しい時代の始まり」です。昭和46年に出された本です。この本は私が学生時代に著者のムルグ神父さんからいただきました。お会いしたとき、一学生の私に熱弁をふるわられ、圧倒したのを覚えています。ムルグ神父さんはパリミッション会の司祭でフランス生まれ、日本でカトリック青年労働者連盟(JOC)やカトリック社会問題研究所を創設された方です。

いただいた本の中に「神は人間の歴史の流れに起こってくるできごとを通じて、そのみ旨を伝え、人類の進むべき道に対するその計画を示されているのである。できごとというものは、神から導かれている歴史の中において、人類の方向づけを示す、時のしるしであり、歴史の神学の素材となるものである。だからわれわれは、世界の激しい変動の中に神のみ旨を読み取るよう努めなければならないのである」とあります。

人間として心の目の見えない私が、目覚ましてくれる言葉です。復活祭を前にお祈りしながら時のしるしを読み取るよう努め活動を続けていきたいと思います。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

江川太郎左衛門という人物

2017-04-12 22:45:56 | 日記
「江川太郎左衛門も、またかなりの人物であつた。その嘉永安政の頃に、海防のために尽力したことは誰も知つて居るだらう。この男は、山の中で成長して、常に遊猟などをして筋骨を練り、明け暮れ武芸に余念なかつた。が、しかし、人の知らないうちに嗜んで居たと見えて、ある時水戸の屋敷に召されて、烈公から琴を一曲と所望せられたのを、再三辞したけれども、お許しがないから止むを得ず一曲奏でたが、その音悠揚として迫らず、平生武骨なのにも似ないで、いかにも巧妙であつたから、列座のものが手を拍つて感嘆したといふことだ」(勝海舟「氷川清話」より)
江川太郎左衛門は幕末の伊豆韮山代官である江川英龍のことです。海防のためのお台場建設や韮山反射炉、農兵の組織や、携帯食のパンまで興安する、その当時としては秀でた存在でした。こういう人物も幕末期に幕府の人物としておりました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

公害・薬害の連鎖はどこからー足尾鉱毒事件を振り返る

2017-04-11 20:21:45 | 日記
公害・薬害の連鎖はどこからくるのでしょうか。薬害問題も、もう半世紀以上繰り返されています。今また子宮頸がんワクチン問題でも厚生労働省の子宮頸がんワクチンの専門家検討会が結論が出ないままでいます。裁判に加わる被害者も増えています。
このような状況は明治の日本にもありました。足尾鉱毒事件です。栃木の足尾鉱山からの鉱毒による被害は明治18年ころから渡良瀬川流域で起こっています。被害が顕著になったのは渡良瀬川大洪水により栃木・群馬の広域にわたる被害が明らかになった明治23年です。田中正造による国会質問でも明治政府の動きは鈍く明治23年に榎本武揚農商務相による被害地視察と政府の第1次調査会が最初です。被害調査が始まっても鉱毒の源である足尾鉱山の操業停止には至らず明治36年の第2次調査会での渡良瀬川流域の治水事業に論点をすり替えてしまいます。これには当時の国策事業であった鉱山と足尾鉱山経営者古河市兵衛と政府との関係もありました。このような構造的な問題は現在まで引きずられています。歴史から公害・薬害問題を検証することは、公害・薬害の連鎖を断ち切るうえで大変重要です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

他人事ではないと学生が企画しましたー子宮頸がんワクチンを考える公開学習会

2017-04-10 20:45:04 | 日記
子宮頸がんワクチンを接種して重篤な副反応を起こした10代、20代の女性が苦しんでいるのを知り、他人事ではないと同じ世代の学生たちが自ら企画して学習会を開きます。企画した学生たちも子宮頸がんワクチンを接種しています。自分は被害にあわなかったからよかったというのではなく、これは他人事ではないと、被害にあった女性を呼んで一緒に考えることになりました。共に考え分かち合うことのより、被害の実態を知り、気づき、それぞれの立場を理解しながら行動していくことが問題解決に向かうことだと思います。

子宮頸がんワクチンを考える公開学習会
日時:2017年4月22日(土)15時~18時
場所:中央大学駿河台記念館 360教室
主催:薬害根絶デー実行委員会
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする