「愛に飢えるのも飢えです」（マザーテレサ）

「飢えとは、食物がない、ということではありません。
　愛に飢えるのも、飢えです。
　・・・・・
　日本のような豊かな国にも、このような飢えを感じている人がたくさんいます。
　人間の愛とはどんなものか忘れてしまった人たちがたくさんいます。
　誰も愛してくれる人がいないからです」
　（「心が豊かになるマザーテレサ　聖人の言葉」より）

日々、薬害被害者の支援活動やがん哲学外来メディカルカフェの活動に関わり患者さんをはじめ多くの方々と出会う中で、自分自身の立場についても思い悩むことは多々あります。人それぞれに思いや悩みも様々で、人と比較することは出来ません。様々に違うからこそ、お互いに存在を認め合い分かち合うことが出来るのでしょう。自分も愛に飢えるものとして活動を続けていきたいと思います。

連日の薬害問題の会議で夜遅くまでーHPVワクチン被害者支援

連日の薬害問題の会議で両日とも夜遅くなりましたが、人も集まり動きも出てきたので疲れも吹っ飛びます。HPVワクチン薬害東京訴訟の支援準備会の会議に被害者のご家族をはじめ弁護士や薬剤師や学生等、様々な人々が大勢集まり支援の在り方を議論しました。今日は被害者のご家族も参加して、本人の気持ちをお話しされ、本人の不安に対して、どうこたえていくのか、その支援の在り方について様々な意見が出ました。被害者は一人ではなく、被害者どおしの交流とともに支援者が被害者との交流の場を持っていくことが大切であると話し合われました。支援の輪も広がりつつあります。秋の支援会立ち上げに向けて活動を続けていきます。

活動のアイディアは飲み会から

今日の薬害根絶デー実行委員会は薬害被害者をはじめ学生や若手弁護士も多く集まって話し合いました。会議が終わって近場でみんなで食事をしましたが、こういう場で人的交流の輪が広がったり活動のアイディアが生まれてくるものです。明日はHPV支援準備会もあります。連日、夜遅くまで活動の議論は絶えません。

埼玉県立大学でメディカルカフェ

今日は復活祭で午前中は地元の赤羽教会に行って、午後は埼玉県のせんげん台にある埼玉県立大学で行われたがん哲学外来メディカルカフェに参加してきました。埼玉県は広いので大学も敷地にゆったりと建物が建っており緑も豊かで晴れやかな気持ちで参加することができました。大学で行うメディカルカフェといっても参加者は地域のがん患者さんはじめ医療従事者で患者さんからがん告知の時の気持ちや再発などの不安など、がんになってからの生活の苦しみなど考えさせられることがいろいろありました。メディカルカフェは、こういった患者さんの体験談などを対話する居場所作りです。

勝海舟の見る企業の社会的貢献

「田舎にはまだ感心に本気の人が居る。おれの知つている人にも、この種の人が沢山あるが、江州の塚本定次といふ男は、実に珍しい人物だ。数万の財産を持つて居ながら、自分の身に報ずることは極めて薄く、いつも二夕子の羽織と同じ着物で居て、ちょつと見たところでは、ただ田舎の文盲な親父としか思えない」（勝海舟「氷川清話」より）

塚本定次は江戸時代からの豪商で、儲かった益を番頭や手代に還元したり、財産を貧民に与えたりしています。勝海舟は塚本定次とも交流して相談も受けています。勝海舟は企業の社会的貢献にも関心を示していたようです。現代に企業もこのようになってほしいものです。