グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

緊張感を欠いた東電の事故対応

2011年06月17日 | 日記
昨日東電は原発汚染水浄化システムの不具合発生と試験運転の停止を発表した。
貯水キャパシティが限界に近づきつつあるある中で水漏れという初歩的な欠陥は本当にガッカリだ。
それにつけても東電のいつもながらのノンビリ感はどうしたことか。
今回の不具合公表についても「(全体スケジュールに)大きな遅れはない」としているがことは一刻を争う情勢ではないのか。
東電は避難を余儀なくされている原発近隣住民の心情をまるで理解していないようだ。
昨今では避難区域以外、例えば東京などでも放射線量不安が広がっている。
米国などは今日も日本在住者への避難勧告を再度徹底している。
それでもまだ東電は緊張感を欠いた対応を続けている、少なくともそのように見えてしまうのだ。
いつのまにか日本は責任の所在が曖昧で誰も責めを負わない、その結果として安心・安全な市町村に戻すことががなかなか進まない国になってしまったようだ。