グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

奨学金制度の政治問題化に思う

2016年04月07日 | 日記
奨学金のあり方が待機児童問題に続いて政治問題化しつつある。
大学生の約40%が奨学金を受給しているのだがほとんどが貸与型のため卒業後返済義務を負っている。
マイナスからのスタートは新社会人にとって相当な重荷だということは想像に難くない。
これもある意味で格差問題であるといっていいだろう。
以前にもこのブログで触れたことがあるが今の奨学金制度とさらにその前段にある高い入学金・授業料は何とかしなくてはならないと思う。
ただ難しいのはあまりに急な対策は関係者の不公平感や混乱を助長する恐れもあることだ。
聞くところによるとケーキ職人養成学校でも入学金を含めると年間の授業料は百数十万円になるというからいきなり大学の授業料を引き下げるのも難しそうだ。
またある年度から突如奨学金の返済は免除するというのも現実的ではない。
もしかしたら現在の奨学金返済者の中にも返済猶予を期待している向きもあるかもしれない。(笑)
この種の問題のソフトランディングは本当に難しいものだ。