グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

首相の地震被災地視察予定に思う

2016年04月15日 | 日記
熊本地方で震度7の地震が発生し多くの家屋が倒壊、尊い人命を奪った。
災害に遭遇した地域住民の気持ちを思うと本当に言葉を失ってしまう。
行政の果たす被災者支援の役割は今さら言うまでもないのだが首相が明日被災地に出向く予定だと聞いて思うことがあった。
被災地の視察は防災相など担当閣僚に委ね首相自身は官邸で司令塔の任務に徹したらどうかと思うのだ。
(防災相はそのためにいるのではないか)
つい5年前の時の首相が事故発生直後現地を視察する光景が蘇ってきた。
あれで何かいい効果があったのだろうか。
現首相は「自身の目で確かめる」ことの意義を強調していたが情報社会の進んだ今日むしろ多くの情報を収集して分析し且つ衆知を集めることが重要だ。
そして首相でなければできない調整力を発揮し迅速な行動につなげることこそ期待されているのではないか。
被災者にとって一日はとてつもなく長い。
自然災害の都度首相が現地に出向くのではなく官邸(=危機管理センター)で一刻も早く支援体制を作り上げる・・・、今からでも遅くないと思うのだが如何?