グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

高揚感なき新党結成に思う

2018年05月07日 | 日記
希望の党、民進党の両党が合流、新たに国民民主党という名の新政党がスタートした。
しかし両者は合計で100名以上の所属議員がいたものの新党への参加議員は60名程度にとどまった。
どうやら離合集散を経るうちに目減りしてしまったようである。
兄弟政党ともいえる立憲民主党にも大きく差をつけられているわけだから先が思いやられる。
今日の状況を招いたのはやはり旧「希望の党」が安易に「都民ファーストの会」ブームに乗っかってしまったからではないか。
それほど「都民ファーストの会」の魔力は大きかったのだが如何せん国政と都政では戦場も戦術も違いすぎた。
果たして新党はうまくスタートアップできるのか。
新党は「穏健保守からリベラルまでを包摂する国民が主役の中道改革政党」を標榜しているようだがこれも表現がアバウトで間口だけを広くした感じである。(笑)
まだスタートしたばかりゆえ難しいのかもしれないが日々の活動の中でもう少し具体的にアイデンティティを絞り上げていくことが重要だろう。
そしてその中でほかの野党との共闘を図っていく、これが生き延びるための最低限の条件になるのではないか。



不動産3社の業績好調に思う

2018年05月07日 | 日記
不動産の大手3社が全て業績好調だという。
何と今期の営業利益が過去最高を更新するというのだ。
記憶も曖昧で恐縮だが以前には2018年問題だったか?オフィス供給が需要を上回り不動産業界は不況に突入するのではないかと騒がれていたような気がするのだがどうやら杞憂に終わったようである。
その背景には「働き方改革」があり快適な環境作りが進んでいるという。
それはそれでオフィスを利用する方にとっても供給する側にとってもWIN-WINの関係になり結構な話である。
ひとつ気になるのはやはり東京一極集中の傾向が止まらないことだ。
大学ですら今や都心回帰の傾向がみられるという。
今年生誕100年を迎える田中角栄元首相の著書である「日本列島改造論」(実際には若手官僚の共同執筆なのだが)を懐かしく思い起こすことがある。
日本国土の均衡ある発展はどこに行ってしまったのかと思うのである。
健全な政治って難しいねぇ・・・。