グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

あらためて自民党総裁3選の是非を考える

2019年04月06日 | 日記
つい先日も国交省副大臣がとんでもない忖度発言で現職を棒に振ってしまったが党内に巣くう気の緩みや慢心はどうにも止まらないようだ。
いくら幹部が口酸っぱく注意しても全く抑えが効かないようである。
昔から「権力は必ず腐食する」との諺があるが自民党が元々「総裁2選まで」という規約を設けていたのもこんな教訓を学んでいたからだろう。
ところが何を間違ったか、端的に言えば選挙に強いトップを希求するようになって禁を破ってしまった。
現政権の目を覆いたくなるような惨状は歴史が教えている当然の帰結のようである。
そもそも現首相は「余人をもって代えがたい」といえるのだろうか。
国政3連勝、4連勝がよく取り沙汰されるがこれは野党グループの分裂や騒動に起因するもので言わば敵失によるものだ。
アベノミクスは「道半ば」といわれるが満6年を経過してこれまでの成果は一体何だったんだろう。
これからも「道半ば」を言い続けるのだろうか。
異次元の金融緩和は今出口が見つからないまま漂流している。
外交だって各国の首脳との会談こそ多いものの北方領土1島、拉致被害者1人すらいまだに戻らず仕舞いである。
いい加減に自民党内でトップ交代の動きがあってよさそうなものだが3選を支持した5派閥の事務総長連が祝勝会をやっているようでは話にならない。
自民党はいつの間に国民のためではなく自分たちのための政党「自分党」になってしまったのかねぇ。
3選の道を開いたのはやはり間違いだったと思うのである。