グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

関西電力トップの誇りなき記者会見に思う

2019年09月27日 | 経済
関西電力トップが原発立地自治体の元幹部より多額の金品を受領していた疑いで記者会見を行っていたが残念ながらまるで納得が得られるものではなかった。
数年間の長きにわたり関電経営陣20名が総額3.2億円受け取っていたというだけで関係者全員がアウトだと思うのだがそれでもいろいろ抗弁していた。
曰く、(受領を)断れば関係が悪化することを恐れたとか、一旦預かったが返却する積りでその機会を覗っていた、などなど。
全く見苦しい限りである。
内容もさることながら会見に臨んだ態度も自信なげで苦渋に満ちたものだった。
あんな内容であればとても社長職に留まれるものではないだろう。
自らが当事者なのだから「再発防止策を確立するまで」というよくある常套句も通用しない。
自ら身を引くことが最大最速の再発防止策なのである。
電力会社の如き公益企業は半ば役所である。
たとえ上記の20人全員が一斉に退いても同社の経営は何ら揺らぐものではない。
それが会社にとっても、顧客にとっても、ステークホルダーにとってもベストな選択なのだ。
公益企業のトップは紛れもない公人であることをお忘れなきよう・・・。