グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

神奈川県知事のネゴ内情暴露に思う

2021年03月09日 | 政治

神奈川県知事が1都3県の緊急事態宣言再々延長を巡る都知事との交渉経過をバラしていたことが話題になっている。

県知事はどうにも腹に据えかねて義侠心から内情をバラしてしまったということかもしれないがむしろ秘守義務の方を重視すべきではなかったか。

よく言えば憎めない性格ということだが政治の世界ではかえって警戒されることが多いだろうねぇ・・。

一方の都知事の方だがこちらも結構ダメージが大きかったに違いない。

都知事は冷静に弁解していたが仮に埼玉、千葉両県知事に対して「(神奈川県知事は既に同意しているから」というフレーズを使って内諾を得ようとしていたことが事実だとすればこれは明らかに行き過ぎだろう。

この時点で神奈川県知事は何も知らされていなかったのだから。

こんな手法が「根回しの段階でよくあること」とは思えない。

残念ながら都知事にとっても大きな反省材料だと思う。

結局今回の1件は都知事、県知事とも痛み分け、ほくそ笑むのは政府関係者だけだった。