昨日当欄で総務省内に巣食う接待隠しの重症ぶりに触れたところだがなんと官僚のみならず省庁トップである総務相にも問題がありそうだ。
総務相は国会でNTTとの間で接待の有無を問われて「個別の事案、1つ1つに回答することは控えたい」「国民から疑念を招くような接待、会合には応じたことがない」などを繰り返したという。
これには空いた口がふさがらない。
疑惑を招くような接待や会合がないというのなら何故記憶をたどって1つ1つ回答しないのだろうか。
まさか何十件もあるわけではないだろう。
「国民から疑惑を招く接待、会合ではない」というのならそれぞれについて日時や場所、面談相手、支払い金額概算くらい公表し国民の審判を仰ぐべきであろう。
公人であるにも関わらず公表したくないというのなら「疑惑」を甘受しなくてはならない。
総理も任命者として黙っていてはいけないと思う。
これでもまだ庇うというのならもう「何をかいわんや」である。
官界、政界とも堕ちたものだ。