薬品業界の老舗武田薬品の社長(COO)に40歳代の外国人が就任することになった。
新興国市場への浸透を新社長の手腕に託そうということらしい。
外国人社長といえば日産自動車のカルロス・ゴーン氏が頭に浮かぶ。
コスト・カッターの異名がある氏の日産自動車再建ぶりは鮮烈で今でも語り草になっているが最近の実績はどうだろう。
ライバルであるトヨタ自動車には随分水をあけられた感があるが気のせいか?
外国人社長といえばもう一人、すでに社を去ったがソニーのストリンガー氏を思い出す。
氏はソフト事業の強化に取組みグループの再建を目指したが結局確たる成果を得られず後継経営陣は未だに後遺症に悩む。
全て外国人社長が悪いというつもりはないが逆にオールマイティーでもない。
とかく経営環境は変わりやすい。
外国人だからというわけでもないが社長をコントロールしていく仕組みも重要だろう。