演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

07/03/11 浅草演芸ホール・夜の部

2007-03-11 | 芸協定席見ブんログ
春雨や雷太…『手紙無筆』

三遊亭遊史郎…『真田小僧』
(三遊亭圓丸休演)

マグナム小林…「バイオリン漫談」
(コントD51休演)

桂右團治…『子ほめ』

柳亭楽輔…『粗忽長屋』

新山真理…「漫談」
(マグナム小林交代)

三笑亭笑三…『息子の結婚』
(桂圓枝交代)

神田紅…『仙台伊達家 鬼夫婦由来』

檜山うめ吉…「木更津甚句~春はうれしや~猫ぢゃ猫ぢゃ~粋なカラス 踊り・奴さんと姐さん」

三遊亭小遊三…『猫の災難』

《お仲入り》

松旭斎小天華…「奇術」

雷門助六…『君塚温泉』『踊り・かっぽれ』

桂歌春…『たらちね』

ぴろき…「ギタレレ漫談」

三遊亭遊三…『不精床』

翁家喜楽…「太神楽」
(ボンボンブラザース交代)

三笑亭茶楽…『品川心中』

※春風亭鯉枝休演


1階最前列に席を移し夜の部開演。
雷太さんが颯爽と登場します。
「えー、昼の部にも出まして、昼からのお客さんはまたかと思われるかも
 しれません。本当は昼夜出るのはご法度なんです。でも3人いる前座の
 内、2人が来てないんですよ。その分、もう1席出来るんで良かった」
と嬉しそうです。
見るたびに高座姿が堂々としてくるのがよくわかります。

さあ、鯉枝さん!・・・と思ったら登場したのは遊史郎師匠???
「あれっ?」思っているうちに「真田小僧」へ。
早朝寄席で朝之助さんのを聴きましたが、また違った趣で楽しめました。

マグナム小林さんのバイオリンは何度聴いても楽しい芸です。
もっともっと広まって欲しい一人ですね。

右團治師匠は先月の花伝舎寄席以来です。
地味な印象を拭えないのですが、だんだん盛り上がっていきました。

楽輔師匠は大きな仕草と声で場内を笑いの渦に。
間抜けな二人のやり取りが絶妙でした。

新山真理さんは、薄いピンクの矢羽根柄の着物で登場。
絵理・真理時代を含めて初見ですが・・・
ヤバイっす
惚れそうです
惚れました
左の「お気に入りの芸人さん」に入れちゃいました

笑三師匠の噺も大好きです。
ただ浅草の客って、ヒソヒソとオチを言っちゃうんですね。
それも場内あちらこちらで・・・。
それでも爆笑になるし、高座を下りる時のよろよろ姿でダメ押しです

紅師匠の出囃子では、舞台袖で蘭さんが鉦を叩いてました。
明るくてパワーのある(失礼?)姿が圧巻です。

濃い紫の着物でうめ吉さんが登場。
あの髪型、結綿は自毛だそうで、今では15分で結えるようになったとか。
客席のおばさま方から感嘆の声が上がりました。

小遊三師匠の登場で場内はヒートアップ
噺の面白さもさることながら、酒を飲むにつれ本当に顔が赤くなっていく
のには驚きました。すごい芸です

休憩中にモギリのおじさんに「鯉枝さんはお休みですか?」と聞くと、
『出ないんなら出ないんでしょ』
と訳のわからない素っ気無い返事
なんで寄席って、浅草に限らず変に高慢なんだろ?
もちろんそうじゃない人もいますが、大抵は応対があまりよろしくないです。
寄席も一応はサービス業だと思うんですが・・・。

食いつきは小天華さんの無言マジック。

助六師匠も初めて拝見しますが、最後のサゲに行くところで、
「あっ、違う筋やっちゃった」
なんでも時間が押していて、どこで切ろうか考えているうちに間違ったそうです。
お囃子さんや前座さんの顔を見回しながら、下がるに下がれない師匠。
ポカンとしている雷太さんに座布団を片付けさせ、
「じゃあね、かっぽれ踊りますよ。普通のやつね」
助六師匠の踊りを見られたのはラッキーでしたが、考えられないハプニングでした。

歌春師匠は相変わらずニコニコと楽しいマクラで盛り上げて「たらちね」へ。
でも時間が押していたためか「笥箪風屏」で終わりました。
これでは「た(らちね)」ぐらいでしょうか?

「明るく陽気に行きましょう」のお囃子でぴろきさん登場。
たーだ、彼女と妹のネタがなかったのがちょっぴり不満です

遊三師匠はいつものマクラで笑わせ、「不精床」で盛り上げました。

喜楽師匠の太神楽。鮮やかです。
特に卵の芸は、掌の血管が切れるんじゃないかと思うほど拍手しました

「今日のお客様は大変上品なので・・・女郎買いの噺でもしましょうか」
と茶楽師匠。
先週の池袋と同様「明烏」かな?と思ったら、品川心中でした。
池袋の時より情感が込められて、大満足の一席でした。


ハネてから鯉枝さん休演の理由が判明。(理由は書きません)
明日からの高座に期待です






コメント (3)
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