神田蘭…『五郎正宗孝子伝』
神田紅葉…『二流の人』
神田きらり…『村井長庵』
神田山吹…『柳沢吉保昇進録』
《お仲入り》
神田阿久鯉…『天保六花撰』
神田京子…『秋色桜』
今月2回目の有給休暇。
「休み明けの月曜だけは堪忍しておくれ」と事務員
「ならねぇ!この日だけは堪えてくれ。あっしゃ、日本橋に行かなけりゃならねぇんでぇ!!」と私
ポカポカ陽気に誘われて、先ずは浅草で用事を済ます。隅田公園の桜は未だ蕾。
しかしこの陽気なら一週間後には花見客で賑わうはず
都バスで日本橋に向かう。「室町三丁目」で降りると、“中央通り”と“昭和通り”の間の「江戸通り」で《梓辛夷(シデコブシ)》が満開
春の訪れを身近に感じながら「お江戸日本橋亭」の前まで行くと、蘭さんが入口の準備中。
開場まで時間があるので周辺地図を見る。「小網町」が近い。ブラブラして戻ると既に開場中。椅子席の一番前に座り開演を待つ。
一番手は蘭さん。寄席では3回見てますが、いずれも「お富与三郎」。
今日の蘭さんは寄席での雰囲気と全く違いました。
私、瞬きもせずに聞き入り、泣いてしまいました。
紅葉さん。坂口安吾の「二流の人」…黒田如水の読み物で、こちらも聞き入ってしまいました。
きらりさん。寄席とは違い、出囃子がないため、登場するなりパラパラの拍手。
怒っているような表情で、出囃子がない時は張り扇を2回叩いてから拍手というレクチャーの後、出のやり直し。
今度は満場の拍手が起こり、嬉しそうに読み物に入りました。
きらりさんが読むというので多少は「村井長庵」について調べましたが、見ると聴くとでは大違い。このトンデモナイ町医者「村井長庵」がこれからどんな悪さをするのか?次回も聴きたい!
山吹先生。蘭さんときらりさん以外は皆さん初めての方ですが、この山吹さんの読み物も面白かった。
ただ京の言葉と江戸の言葉がチャンポンになってしまい、京の商人が江戸言葉を喋ってしまったあたりは失笑してしまいました。
阿久鯉さん。当時の地名と現在の場所の対比が可笑しく、順調に聴いていたものの、実はこれもえらく恐しく悲しい話でした。
京子さん。内閣府主催の船上企画で2ヵ月間日本を離れていたそうです。
読み物は落語の「佐々木政談」のような鳶から鷹が生まれた内容。
こちらも涙腺が緩くなりそうなでした。
6人の読み物を聴いていて、全然眠くならないどころか、どんどん内容に引き込まれて行きました。(都バスの中では爆睡だったのに・・・)
ただ残念だったのは、“ら抜き言葉”を使う人が何人かいた事。
「“ら抜き言葉”は市民権を得た」という人もいますが、やはり“言葉”を生業としている人は、“ら付き言葉”で話して欲しいと強く思います。
子供の頃、親に連れて行ってもらった寄席で、先代の神田山陽先生、ろ山先生、伯山先生を拝見しています。
山陽先生は優しいおじいちゃんという感じで子供心にも親しみが持てたのですが、ろ山先生、伯山先生は正直言って退屈でした。
故に講談は退屈・・・というイメージを持っていたのですが、そんな私がまさか講談の会に行くとは我ながら驚きです。
この若葉会、来月以降も事務員を説得し、有給休暇を使って行ってみたいです。
神田紅葉…『二流の人』
神田きらり…『村井長庵』
神田山吹…『柳沢吉保昇進録』
《お仲入り》
神田阿久鯉…『天保六花撰』
神田京子…『秋色桜』
今月2回目の有給休暇。
「休み明けの月曜だけは堪忍しておくれ」と事務員

「ならねぇ!この日だけは堪えてくれ。あっしゃ、日本橋に行かなけりゃならねぇんでぇ!!」と私

ポカポカ陽気に誘われて、先ずは浅草で用事を済ます。隅田公園の桜は未だ蕾。
しかしこの陽気なら一週間後には花見客で賑わうはず

都バスで日本橋に向かう。「室町三丁目」で降りると、“中央通り”と“昭和通り”の間の「江戸通り」で《梓辛夷(シデコブシ)》が満開

春の訪れを身近に感じながら「お江戸日本橋亭」の前まで行くと、蘭さんが入口の準備中。
開場まで時間があるので周辺地図を見る。「小網町」が近い。ブラブラして戻ると既に開場中。椅子席の一番前に座り開演を待つ。
一番手は蘭さん。寄席では3回見てますが、いずれも「お富与三郎」。
今日の蘭さんは寄席での雰囲気と全く違いました。
私、瞬きもせずに聞き入り、泣いてしまいました。
紅葉さん。坂口安吾の「二流の人」…黒田如水の読み物で、こちらも聞き入ってしまいました。
きらりさん。寄席とは違い、出囃子がないため、登場するなりパラパラの拍手。
怒っているような表情で、出囃子がない時は張り扇を2回叩いてから拍手というレクチャーの後、出のやり直し。
今度は満場の拍手が起こり、嬉しそうに読み物に入りました。
きらりさんが読むというので多少は「村井長庵」について調べましたが、見ると聴くとでは大違い。このトンデモナイ町医者「村井長庵」がこれからどんな悪さをするのか?次回も聴きたい!
山吹先生。蘭さんときらりさん以外は皆さん初めての方ですが、この山吹さんの読み物も面白かった。
ただ京の言葉と江戸の言葉がチャンポンになってしまい、京の商人が江戸言葉を喋ってしまったあたりは失笑してしまいました。
阿久鯉さん。当時の地名と現在の場所の対比が可笑しく、順調に聴いていたものの、実はこれもえらく恐しく悲しい話でした。
京子さん。内閣府主催の船上企画で2ヵ月間日本を離れていたそうです。
読み物は落語の「佐々木政談」のような鳶から鷹が生まれた内容。
こちらも涙腺が緩くなりそうなでした。
6人の読み物を聴いていて、全然眠くならないどころか、どんどん内容に引き込まれて行きました。(都バスの中では爆睡だったのに・・・)
ただ残念だったのは、“ら抜き言葉”を使う人が何人かいた事。
「“ら抜き言葉”は市民権を得た」という人もいますが、やはり“言葉”を生業としている人は、“ら付き言葉”で話して欲しいと強く思います。
子供の頃、親に連れて行ってもらった寄席で、先代の神田山陽先生、ろ山先生、伯山先生を拝見しています。
山陽先生は優しいおじいちゃんという感じで子供心にも親しみが持てたのですが、ろ山先生、伯山先生は正直言って退屈でした。
故に講談は退屈・・・というイメージを持っていたのですが、そんな私がまさか講談の会に行くとは我ながら驚きです。
この若葉会、来月以降も事務員を説得し、有給休暇を使って行ってみたいです。