演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

07/08/16 講談夜席

2007-08-16 | 講談協会
宝井琴柑…『牛若丸と鞍馬天狗』

神田あやめ…『奴の小万 生い立ち』

田辺一凜…『曲馬団の女』

一龍斎貞友…『昆寛 狐の由来』

宝井琴調…『清水次郎長伝 小政の生い立ち』

≪お仲入り≫

桃川鶴女…『坂本龍馬を支えた女 おりょう』

宝井琴梅…『直江兼続伝 直江状』


最近、自分でも不思議なくらい講談にハマっています。
寄席に行っても講談がないと物足りなさを感じる今日この頃。
で、日本橋亭に「講談協会」主催の会へ行ってきました。
木戸では初見の神田あやめさんの姿が…。
中に入ると既に宝井琴柑さんが、先日の「柳家×三笑亭」でも聴いた牛若丸の一席を熱演中。
この琴柑さん。声もしっかりしていて本当に力強い講釈を楽しませてくれました。

続いてあやめさん。“めくり”に名前がなく、ご本人も戸惑い気味に始りましたが、なかなか流暢な関西弁で楽しい読み物でした。

終戦記念日の翌日とあって、お母様から聞いた戦争体験話から始った一凜さん。
面白く、なおかつホロリとさせる一面もある読み物で、この時期にタイムリーな一席でした。

“七色の声を持つ講釈師”とでも言いたくなる貞友先生。
とにかく明るいキャラクターで会場の雰囲気を和ませていました。

琴調先生は清水次郎長に欠くことができない小政が、次郎長に出会って一家に入るまでの物語。
任侠物が好きな私にとって、大層楽しめた一席でした。

お仲入り後の2人の先生。
鶴女先生はキャラが立ち過ぎていた感じ?
琴梅先生は長講で・・・。
若手講釈師が好きな私にとっては、大看板やキャリアのある先生方はちょっと苦手。
キチンと講釈を聴くには、まだまだ修業が足りないようです…。