演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

07/08/29 第2回 鯉八・雷太勉強会(両国・増幸亭)

2007-08-30 | 勉強会
春雨や雷太…『子ほめ』

瀧川鯉八…『転失気』

《お仲入り》

瀧川鯉八…『かぼちゃや』

春雨や雷太…『狸の札』

二人の言い訳・・・のようなもの


どうも最近体の疲れが抜け切らず、今日も仕事が終わってからさっさと帰ればいいものを、休憩室で朝青龍問題のTVを見ていました。
今から浅草演芸ホールに行ってもなぁ…と思いつつ、ふと鯉八さんと雷太さんの勉強会の事を思い出し、「そういえば今回は墨東キネマさんの協力だっけ」ということで一路両国へ。
大江戸線を使うと「A2」出口から徒歩1分という抜群のロケーション。
寄席がお好きな個人の方が作られたという「増幸亭」は、ちゃんと衝立や額が掲げられて“ミニ末広亭”といった趣きです。
「A2」出口のそばには浴衣姿の青年が立っており、「さすがに両国!相撲の新弟子がいるんだなぁ」と思って近づいてみると・・・
鯉八さんでした・・・
鯉八さんの案内で会場に行くと、墨東キネマの滝口さんがいらっしゃったのでご挨拶して開演を待ちました。

開口一番は雷太さん。ミニチュアの寄席高座に178㎝の雷太さんが姿を見せると、まるで“トリックアート”のようだと笑わせます。
最近は前座さんの「子ほめ」を良く聴きますが、声がよく通り、穏やかな感じの一席でした。

続いて鯉八さん。浅草から浴衣姿で両国駅に降りたら、赤ちゃんを連れたお母さんに写真を頼まれたので、赤ちゃんを抱いて1枚撮ったら、
「元気な子に育ちますように…」
って、やっぱりお相撲さんに間違われたそうです・・・
寺の和尚さんが1か所だけ大きなミスをしてしまいましたが、声も大きくて楽しい内容になっていました。

お仲入りには雷太さんがこの会の名称を募集。
私もいくつか候補を挙げましたが、果たして採用されるのか???

お仲入り後は鯉八さんの2席目。
ちょっと緊張気味で言葉を噛む場面がいくつか見られたものの、鯉昇師匠ゆずりのとぼけた味も出ており、後半からサゲに持って行く所は勢いを感じました。

トリは雷太さんの「狸の札」で、こちらは雷蔵師匠のお弟子さんらしい丁寧な仕草が好感を持ちました。

今回はお客様の中にお子さんもいるので無難な4席でしたが、二人とも入門してまだ1年。
多忙な前座仕事の合間に稽古をしたりネタを覚えたりしなければならないので、毎日毎日大変だとは思いますが、このような会を開けるだけでも将来を嘱望されていることがわかります。
これからの益々の精進と活躍を願っています

終演後に墨東のキネマの滝口さんに10月の「シモキタ☆きらり」の予約をしようと思ったら、既にわかっていたようで・・・滝口さん、侮れません!!

ところでこの「増幸亭」は最近できたばかりだそうですが、場所も雰囲気を良いのでこれからこのような会が催されることが多くなるでしょう。
本当に素晴らしい会場です
コメント
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