トランプは、韓国へ行った。驚くことに晩餐会に、「元慰安婦」が招かれたらしい。
かの国の、精神構造は救いがたい・・・・。
金胎寺に行って来た。
稀に見る難所であった。今年の京都検定1級の公開テーマは、「塔」だ。
金胎寺には、多宝塔と十三重石塔があり、いずれも重要文化財なのだ。京都府和束町にその寺はある。
京都南部、南山城地域の古刹だ。宇治市の南、宇治田原市のさらに南にある、宇治茶の最大の生産拠点だ。
確かに、道々に程よい小山がたくさんあり日当たりの良い所に、茶畑が広がっている。
木津川沿いに車を走らせていると、流れが急に細くなり道も細くなり、遂にはすれ違い不可能な隘路になった。
九十九折りの登り坂、いきなり大きな太った犬かと思ったら、イノシシの親子に遭遇。
向かって来たらどうしようかと思っていると猪突猛進で逃げて行った。
その後、車を降りてからはー、野獣が襲って来ないかひやひやした。
駐車場もない。
さて、ナビが「目的地に着きました。」と言うが、どこがソコなのか?バックしてよく見ると、参道入り口の立て札が・・・。
ここからは、徒歩か?覚悟を決めて近くの枝木を手に持って、杖としながら、獣に備える。
ここで後悔する。「朝一番、お寺一つを見ておこう、」と、軽い動機だったことを・・・。
立て札には、行者の修行の場となっている。
鷲峯山は標高670Mくらいだが、岩場が多くそこが修行の道場なのだ。入山については許可が必要と書いてある。
本堂と多宝塔などだけ見れたら良いと、参道を登る。再び後悔の念。人の気配が全くない。獣の気配がする。
警戒しながら一汗かいて、三門まで来る。
入山料300円。無人の賽銭箱、財布を置いてきた。ポケットの数十円を謝るように入れて、さらに奥へ。
多宝塔と本堂が見えて来た。
人の気配は、なお全くない。しばし伽藍を眺める。
気配がする。人か?違う。案の定、イノシシの親子連れだ。本堂横を、一列に並んで通過している。
先頭の親と思われるイノシシと視線が合う。このような時は、威嚇すれば良いのか、知らぬ顔をすれば良いのか。分からない。
しかし先方は、うなり声をあげて挑戦的な様子だ。猪突猛進と言うくらいだから、正面は危険だと思い、ゆっくり横に動く。
先方は向きを変えて依然として正面に据えている。手に持った杖代わりの「武器」を構える。
いざとなれば振り下ろそうと構える。その気配を感じたのか、一層うなり声をあげて、遂に当方にダッシュを仕掛けて来た。
直前で身をかわして杖を振り下ろす。さすが聞いた通り、イノシシは直進しか出来ない。そのまま後方へ・・。
すぐ、向きを変えて再び当方にダッシュ。今度は足元をタックルされて私は転倒した。
これではあの鋭い角の直撃を受けると、すぐに立ち上がろうとするが、
既にイノシシは、三度目のダッシュへ。とっさに手の杖をまっすぐイノシシに向けると、ぐさりとイノシシの腹に刺さる。
暴れるイノシシの角を持って、思いっきり振り回す。
腹に杖が刺さったまましばらくもがいていたが、案外すぐに横転し目を開けたまま動かなくなる。
その晩は、かす汁の予定だったが、急きょ「しし鍋」(ボタン鍋)に変更した。
ああ・・・。妄想が止まりません。
明日は、ちゃんと寺を紹介する。