アチャコちゃんの京都日誌

あちゃこが巡る京都の古刹巡礼

193 アチャコの京都日誌 亥の子祭  亥の子餅は、本日だけの神饌餅

2017-11-01 16:26:23 | 日記

11月1日は、古典の日。

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公式HPには、上記の様な宣言が載っている。平成20年が源氏物語千年紀となったことをキッカケに、

紫式部日記の最初の執筆日が11月1日である事から、この日を「古典の日」とした。


さらに、調べると、11月1日は、

灯台記念日「横須賀の初の洋式灯台『観音崎灯台』が、点灯された日。」

自衛隊の日「自衛隊の発足は、昭和29年7月1日なのだが、夏場は災害が多く、

      出動命令が度々出る事から、季節の安定する11月1日となった。」

犬の日  「これは、わんわんわんで、11月1日。わんわんわんわんで、11月11日でも良いのに・・・。」

すしの日 「意味不明」

紅茶の日 「ロシアに漂流した大黒屋光太夫が、かの地で日本人として初めて紅茶を飲んだ日。(本当か?)」

焼酎の日 「因みに、日本酒の日は10月1日」

さらに、今日から始まる〇〇週間、

文化財保護強調週間

バードウォッチングウイーク

プレス安全強調週間

(旧)全国牛乳週間

彩の国教育週間 [埼玉県]

奈良県教育週間 [奈良県]

おかやま教育週間 [岡山県]

ひろしま教育ウィーク [広島県]

しまね教育ウィーク [島根県]

そして我が京都は、護王神社の亥の子祭で11月が始まる。

 

 

本来は、旧暦の亥の月(10月)亥の刻に行う行事であった。

多産の象徴であるイノシシにあやかり、新穀でついた亥の子餅を食べ、

無病と子孫繁栄を祈る年中行事だ。

また、この日に炉や炬燵を開き、火鉢を出し始める習慣があったようだ。確かに昨日から寒い・・・。

裏千家では「炉開き」が行われる。

亥の子餅は室町時代には、白・赤・黄・胡麻・栗の五色の餅だったようだが、今は小豆の入った薄赤色の餅となっている。

 

子を産むのは女性なので、「女の子祭り」、「女の子節供」として広がったようだ。

そして多産の神はすなわち豊作の神に通じるところから、次第に農村には豊作祈願、商人は商売繁盛につなげて祝うようになった。

 

 

 狛犬ではなく、イノシシが出迎える。

狭い境内だが、観覧席が設けられいつもより活気にあふれる。

夜には、すぐ前の御所に向かって神幸列が出るらしい。

日本最大のさざれ石。

和気清麻呂。主祭神だ、道鏡が天皇の地位を狙ったが、それを阻止した人物で有名。(宇佐八幡ご宣託事件)

時を経て、1000年後孝明天皇が、彼を護王大明神とし正一位の位を与えた。

道鏡からの刺客を、300頭のイノシシが助けたと言う故事により、狛犬ならぬイノシシを置いた。

 

清麻呂の妹の、和気広虫は、身寄りのない子供たちを多く育てた事から、子育て明神とも言われる。

現在は、足腰の御利益もある身近な神社だ。

祭事の時間は、飲み会があるので「亥の子餅」だけ買って帰る。

本日だけの発売。酒を飲んだ後、みんなで頂く、甘さを抑えた旨い餅でした。

酒の後でも胸焼けしない大人の味でした。

 

 

 

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