11月1日は、古典の日。
公式HPには、上記の様な宣言が載っている。平成20年が源氏物語千年紀となったことをキッカケに、
紫式部日記の最初の執筆日が11月1日である事から、この日を「古典の日」とした。
さらに、調べると、11月1日は、
灯台記念日「横須賀の初の洋式灯台『観音崎灯台』が、点灯された日。」
自衛隊の日「自衛隊の発足は、昭和29年7月1日なのだが、夏場は災害が多く、
出動命令が度々出る事から、季節の安定する11月1日となった。」
犬の日 「これは、わんわんわんで、11月1日。わんわんわんわんで、11月11日でも良いのに・・・。」
すしの日 「意味不明」
紅茶の日 「ロシアに漂流した大黒屋光太夫が、かの地で日本人として初めて紅茶を飲んだ日。(本当か?)」
焼酎の日 「因みに、日本酒の日は10月1日」
さらに、今日から始まる〇〇週間、
文化財保護強調週間
バードウォッチングウイーク
プレス安全強調週間
(旧)全国牛乳週間
彩の国教育週間 [埼玉県]
奈良県教育週間 [奈良県]
おかやま教育週間 [岡山県]
ひろしま教育ウィーク [広島県]
しまね教育ウィーク [島根県]
そして我が京都は、護王神社の亥の子祭で11月が始まる。
本来は、旧暦の亥の月(10月)亥の刻に行う行事であった。
多産の象徴であるイノシシにあやかり、新穀でついた亥の子餅を食べ、
無病と子孫繁栄を祈る年中行事だ。
また、この日に炉や炬燵を開き、火鉢を出し始める習慣があったようだ。確かに昨日から寒い・・・。
裏千家では「炉開き」が行われる。
亥の子餅は室町時代には、白・赤・黄・胡麻・栗の五色の餅だったようだが、今は小豆の入った薄赤色の餅となっている。
子を産むのは女性なので、「女の子祭り」、「女の子節供」として広がったようだ。
そして多産の神はすなわち豊作の神に通じるところから、次第に農村には豊作祈願、商人は商売繁盛につなげて祝うようになった。
狛犬ではなく、イノシシが出迎える。
狭い境内だが、観覧席が設けられいつもより活気にあふれる。
夜には、すぐ前の御所に向かって神幸列が出るらしい。
日本最大のさざれ石。
和気清麻呂。主祭神だ、道鏡が天皇の地位を狙ったが、それを阻止した人物で有名。(宇佐八幡ご宣託事件)
時を経て、1000年後孝明天皇が、彼を護王大明神とし正一位の位を与えた。
道鏡からの刺客を、300頭のイノシシが助けたと言う故事により、狛犬ならぬイノシシを置いた。
清麻呂の妹の、和気広虫は、身寄りのない子供たちを多く育てた事から、子育て明神とも言われる。
現在は、足腰の御利益もある身近な神社だ。
祭事の時間は、飲み会があるので「亥の子餅」だけ買って帰る。
本日だけの発売。酒を飲んだ後、みんなで頂く、甘さを抑えた旨い餅でした。
酒の後でも胸焼けしない大人の味でした。