アチャコちゃんの京都日誌

あちゃこが巡る京都の古刹巡礼

643 アチャコの京都日誌 新シリーズ京都100寺巡礼 96番  誠心院

2019-06-25 09:07:24 | 日記

96番 誠心院

 

中京区新京極通六角下がる中筋町

山号 華嶽山

宗派 真言宗泉涌寺派

本尊 阿弥陀如来

開基 藤原道長

別称 和泉式部寺 正式名 東北寺誠心院

 

 

 

京都のお寺が大好きだ。おすすめ一番はここだ。

寺町通に寺院が集中しているのは、誰もが知っているように秀吉の京都政策の中で多くの寺院が移転さされた結果だ。従って、この通りには要注意だ。元からここにあった寺院とそれ以前には別にあった寺院とを混同してはならない。特に新京極と寺町の二本並列する四条から三条の間は特に注目だ。例えば、本能寺は信長が討たれた当時は堀川四条の北東地域にあった。誓願寺は元は上京にあり「元誓願寺通り」という通名にその形跡を残す。一方、錦天満宮や蛸薬師は、それぞれ新京極通蛸薬師、新京極通錦にあるのでそもそもそこにあったのだろう。それ以外にも、文徳天皇妃である藤原明子(あきらけいこ)が安産祈願した「染殿地蔵」伊藤若冲の菩提寺である「宝蔵寺」代受苦地蔵の「矢田寺」など見逃せない寺院が多い。

 

誠心院は、新京極の六角辺りにある。別名「和泉式部寺」と言う。入り口には誰でも和泉式部になれる顔入れボードがある。境内は自由に入れる。創建の時代は藤原道長全盛時代で、道長が娘の一条天皇の皇后の一人彰子の為に法成寺内の東北にお堂を建てた事に始まる。言うまでもなく和泉式部は彰子が作った宮廷サロンに仕えていた。境内奥の墓地には、和泉式部の墓である宝篋印塔がひと際高々と存在していた。

修学旅行の人たちやアジア人が散策する新京極の中心地にある。10分だけでも訪ねて見たい。

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