五年前に書いた記事です。 夜の街で店を経営しているママさんと仕事終わりにすし屋に寄った時の話です。
一部を削除してありますが・・・黒字が原文です
酒を飲んだ後は焼肉かお好み焼き、これが定番です。
関東の人(最近は関西も)のように、、、シメはラーメンって事はまずありません。
寿司屋も昼間に回転寿司専門で、夜の街での寿司屋は元々余り行かないです。
ですから誰かが強く望まないと行く事は有りません。
昨夜は酔っ払いのママさんから強引に誘われて行く事に
私は酒も充分に呑んでるし腹も減ってなく、寿司屋での注文はビールに生タコの造りだけ。
酔っ払った女は無敵です。
注文も「アレッ」
寿司屋の大将も、さすがにアレじゃ解らない。
酔っ払いはそれでも
「アレよ、アレアレ。」・・・・
「お客さんがこの店からお土産で持って来てくれるヤツよ。」
寿司屋の大将は根気よく「〇〇ですか。××です」と
店に来る客が持ってくる土産なので、量は少ないが高級な物の予感がして、、、心の中で悪い予感が・・
やっと思い出した。
結局、酔っぱらいが欲しかったのは「シンコ巻き」・・たくわんの細巻きです。一寸ホッとしました。
シンコ巻きを思い出した酔っぱらいは
「えぇぇぇ~とそれから、、、、イクラ。。。いやウニ。。それにアワビ・・・」
一呼吸おいて 「イカが食べてって言よる。ふぅ~ッ」
何が欲しいのか解らないけど、、、、まぁ、そこは大将に任せておいて
私はとにかく早く食べ終わって帰りたい。
ところが酔っぱらいはそう言う所には敏感で
「何んか食べぇ~、私は・・・・・何にしようか、、、、、」と帰ろうとはしない。
そこで仕方なく 「もう帰るぞ」
酔っぱらいは「えぇぇぇぇ~」と言いながらも、意外と素直に店を出た。
その酔っぱらいママと私の家は近くだし夜の街からは同じ方向です。
ココからが大仕事なんです。
安心してか余計に酔っ払った状態になるんですねぇ~。
「もう歩けん。おんぶして。」
体重制限をオーバーしてるからダメ
「ほな、ここで着物を脱ぐわ。」・・・帯締めをほどいてグルグルしはじめた。
解った、解った、、、もうすぐマンションやから頑張れ
「あかん、、、吐きそう。ここで吐いてもええ。」
どうぞ、誰かに見られてるかも知れんぞ・・・・狭い街、さすがに我慢してる
「なんで左に行くん??? これは道が悪い」
横でこけないように上腕を吊り上げるように抱えてるのですが、さすがにフラフラされると私もそれに釣られてフラフラと。
その度に「重いなぁ~」と言うと
「オッサン、もっと鍛えなぁ~」 酔っぱらいは無敵です。
まぁ、何とか無事に送って私も帰宅です。
朝起きると、、、、腕と脚に身が入ってる・・・昨夜、、、何か力仕事でもしたような。
先日、このママさんと久しぶりに道で偶然出くわした。
コロナの影響で店が大変な状態だと愚痴をかなり聞かされました。
確かに厳しいのは容易に想像できます。
結構長い立ち話でした、別れ際には「また寄ってよぉ~。」は忘れずに言っていたが・・・その後に、、、
「また、寿司食べに行こうな」
覚えてるんだ、、、、絶対、行けへんぞ