地方の女たち

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戦争の準備なのか・・・

2022-05-31 09:54:40 | 日記

ウクライナの現状を見て、今の時代にも平気で他国に侵攻する国が存在する事をハッキリと知らされた。

その国が海を隔てているとは言え、日本の隣国のロシアだと言う事で、やっと日本人も戦う事について考えさせられています。

 

敗戦後、日本にはある種の言論統制が続いています。

これは国の絶対的命令ではありませんが、感染対策のマスクと同じように現実的には規制と同じようになります。

その言論統制モドキの最たるものは、天皇の批判と軍事力についてです。

天皇の批判や軍事力の増強を口にすると、いわゆる思想的に極左・極右と見られ「変な人」として周りから一線を置かれます。

 

この二件で軍事力の増強について・・・

 

祝日に国旗を掲げる事さえやりにくい社会。

日本は平和な国だし、日本人は平和を望み温厚な性格だと多くの国の人に認められているのに・・

極一部の国にはいまだに敗戦前の武力で自国の領土を広げる国だと言い続けています。

もちろんそれを外交上の手法として利用している点が大きいとは思うのですが・・・

問題なのは、それらの国の思いより、日本国民の方が「そう思われる」と心配している事です。

 

そこで、心配しているなら解決方法を考えて実行するという前向きな方法は取らずに、その事に触れないで嵐が過ぎるのを待っている姿勢をとっている事です。

その姿勢は戦後から現在に至るまで、世代を超えて日本人がとっている。

他国と武力で戦う事を議論するだけで、人々は戦争に一歩近づくと・・・。

 

戦争と平和を人前で語るのは、日本の主張を聞かない国に対しては軍事力を持ってでも対抗するべきとか、その逆に全てを話し合いで解決するべきとして、話し合いがつかない時のことは棚上げしている人たちだけ。

もっと柔軟な思想を持つ人たちも参加して議論が出来る環境が日本にはない。

一般的な良識のある人たちは軍事について語れない「精神的言論統制」が日本には存在しているのです。

 

日本の軍隊・・・自衛隊は20数万人存在し、予備自衛官・即応自衛官・など呼び名は違いますが、もしもの時に対応する人を含めると約30万人存在しています。

その人数が足りているのか、余っているのかさえ分からない。

現役の自衛官(227000人)の約138000人が陸上自衛隊で、残りの人数の半数が海自と空自と言う構成になっています。

この配分が正しいのかどうかも分からない。

日本は広大な海を支配していて、それが防御にも大きく貢献しています。

その海を守るのに4万数千人で足りているのだろうかと言う疑問もある。

他国が日本を攻撃する方法は、素人でも一番に思いつくのは長距離ミサイルで攻撃して、日本の反撃能力を低下させることです。

それに対して迎撃ミサイルの配備していますが、その精度に問題も有りますし数も少ない。

仮にその長距離ミサイルに迎撃ミサイルが有効だとしても、潜水艦から発射された近距離ミサイルには着弾までの時間が早くて対応できないでしょう。

もちろん海自もそれを考えて潜水艦が24時間一年中日本の周りを巡回しています。

なんかチョッと安心する気持ちになりますが、その実態は極秘で現在の数で充分に機能しているのかは分かりません。

実際はザルの様に抜けているのかも知れません。

 

他国を侵略して統治するには多くの歩兵が必要ですが、少なくとも日本はそんな事はしないし国民も望まない。

近代戦では歩兵が他国に入る以前に、ミサイルや空爆で大勢が決しています。

特に海に囲まれている日本を攻撃するのに、いきなり戦車と歩兵を上陸させることなど考えられません。

それが可能なのは離れた島だけで、監視をして反撃能力のある本土では上陸する前に動きの遅い船は攻撃の的となります。

 

ウクライナでの戦いで多くの戦車を見ていますが、日本が保有する戦車は日本国内が戦場にならない限りほとんど必要にならない。

つまり、戦車が活躍するのは殆ど敗戦状態の時です。 国民に逃げ場のない島国の日本を戦場にした時点で負けです。

 

軍の内容を国民に知らせる事は、仮想敵国にも知られる事になり出来ないのは理解できますが。

もう、今の日本なら国民や議員が討論する事が好戦的な人や国にはならないと思うし、なったとしても一時的で、平和を求める揺り戻しも大きくなる。

戦争について話をする事は日本国民が心配するほど危険な道ではないし、必要な時だと感じています。