広島でのサミットを控えて、テロ対策とか交通規制にとどまらず。
首相が色々な国を訪問して、どの様な話し合いにするか模索している姿がニュース等で、私たちに知らされています。
広島と言う地を考えれば「核兵器」をスルーすることは出来ませんし、その話をするのに日本以外の国はありません。
ただ残念なことに現実的には核兵器を持つ国々は、どんな事が有ろうとも核兵器を手放すことはありません。
北朝鮮の言う「アメリカは核兵器を持つ国を攻撃しない」と言うのも、今のところは事実です。
日本以外はアメリカ・イギリス・ドイツ・フランス・イタリア・カナダがG7のメンバーです。
日本のマスコミはG7の前に「先進国」とか「主要」とかを付けて、主要七か国の集まりと言います。
G7とは・・・Group of Seven>>>>何処にも「主要・先進国」はありません。
この冠を付ける事で大事な集まりだと言いたいのかもしれないが、本当は仲良しな国の集まりで、その結束を確認しあう為の集まりであることは間違いありません。
特段にテーマを設ける必要はない。仲良しは話が無くても時々集まったりするのが良いんです。
先進国とか主要国とか言うのは・・・日本のおごりです
人類77億人余りの中で、七か国合わせても7億余りで1割程度の人の代表です。
中国・インド、それぞれの国の半分程度の人数です。
それで「主要」は無いでしょ。人種差別とか男女差別とか言ってる場合ではありません。
国・人種に対して堂々と差別している事に気が付かないのでしょうか？
ロシア・中国・中東などの資源が無ければ成り立たない国々が集まって先進国も主要国も無いでしょ。
繰り返しになりますが、サミットの開催地が核兵器の被爆地なので、核兵器に関する話は避けて通れません。
資料館などで悲惨な被害を参加する国の首脳やマスコミを通じて世界の人々に知ってもらい。
いかに核兵器が残忍な兵器で、罪のない多数の市民を殺してしまう事を改めて知ってもらう事は大事でしょう。
・・・と、日本は期待しています。
さて、どうなんでしょう？
見る角度を変えれば、今ある核兵器を広島に投下した程度まで小さくすれば戦略的にはかなり有効だと考える国も・・
また、広島の都市と市民を見て、核兵器を使われても人は生きていけるし、立派な都市として生き返る事が可能で、ミサイルなどの通常爆弾で破壊するのと変わりないと感じる国や人もいるだろう。
核兵器による攻撃で殺される人の99.99%は一般市民。
壊される建物の99.99%は市民が生活するための家や施設。
被害にあう兵士や軍事施設はほんの一部です。
これは100人の女・子供を人質にとり、10人を殺して 「降参しないと次は20人を殺すぞ」と言う手段と同じで、攻撃してくる相手に反撃をせず、無抵抗な人々を殺すのです。
核兵器の何が問題なのか、、、、答えは全てが問題なのですが、人に伝えて理解してもらう為にはボヤッとした全体像ではなく、ポイントを絞った方が理解しやすい。
アメリカに気を使って全てを一括りにして批判する形は改めた方が良い。
本当に仲の良い国なら、たまには思い切った意見をいう事も必要です