脳出血で無職になった親父のブログ

株式投資に腕時計が好きなオッサンのブログです。年齢を重ねスピリチュアルにも興味を持ったお蔭で人生感も変わりました。

消費者金融会社で勉強になったこと・・そして・・

2015年12月19日 10時22分49秒 | わが半生
世間では消費者金融会社といえば【サラ金】と言われ悪いイメージがありますが私が在籍していたレ●クでは社員の教育に力を注いでました。三重県には研修センターを建築し一般社員から支店長、マネージャーまで階層別に行い内部では教育部もあり各支社ごとでも研修や勉強会は頻繁に行われることは勿論、外部講師を招き多種多様な研修も導入されていました。また毎年、通信教育も各社員が進んで取り組む人も多く、キチンと終了すると翌年には記念品と通信教育の費用が半額で受講できる仕組みもありました。また支店長は銀行業務検定試験の受験を義務付け法務・税務・財務の各4級の取得もノルマとなっていました。金融ビジネスにおいて4級は基本的な知識ですね。特に税務・財務は無いより知識としては有していた方がいいと思います。何より勉強することで知識だけでなくいろいろな面で自身の啓発になりました。また自身の精神的な成長と相手や周囲との心の距離を考えさせられることや、また管理職としての部下育成やマーケティング・・本当に多くのことを学ばせて頂きました。業界で、これほど教育に熱心な会社はないのではないか??とも思います。お客様一人ひとりに担当制度を導入し社内でのカウンセラー制度やインストラクター制度、クオリティサークルなど・・数え上げればキリがありません。これは余談ですが会社の業績が良かった年の年度末には家族ボーナスも支給されていたのですよ。既婚者は奥様へ、独身者は御両親へ3万円から多いときは7万円・・業績が??の年度は海老が贈られてきました。そこには会社から家族への感謝の手紙が必ず添えられていました。こんな会社であったからこそ20年以上も勤続できたのかなぁ~と今となっては思えるのです。でも・・それも外資に買収されてからは空気が一変!辞めていく社員も多くなり支社長クラスでも会社を去っていく人が少なくありませんでした。思い起こせば・・外資に買収されるまで・・本当に温かい会社だったと。多くのことを学び、その糧となったことは私の財産の1つでもあります。私が今の妻と結婚を決めた時、まだ会ったこともない私の職業を聞いた義兄は『サラ金やんけ!そんなヤクザみたいな仕事してる奴にロクなモンがおるか!!』と大反対を受けました。私も、想定していたことは言え、結局、結婚後2年間 義兄夫婦とは疎遠となっていたのです。心の中で複雑な思いを感じつつも・・3年目 妻の両親の計らいもあって義兄夫婦と少しですがつながりは出来たものの長女の大学入学の年から年賀状が来なくなりました。そして今、義兄は自身の母が認知症であることを知りながら無関心・・今年の夏、そのことで義兄と妻が電話ですごくもめました・・妻は携帯をスピーカーにして会話していたので義兄の物の言い方・・そして義兄の娘の暴言に悪態・・を私も耳にしていたのです。義兄も言いたい放題・・電話を切ったあと妻が『お父さんが消費者金融、辞めて脳出血で倒れてから・・こんな口の利き方になってんねん・・アニキは最近まで消費者金融にいてた、御父さんにビビッテてんで。辞めて病気になって、こんな強気でモノ言うてるねん!!ホンマ、ちっちゃい!』私は複雑でした・・また義兄に憤りを覚えたのも事実です。でも時間の経過とともに怒りから哀れみに変化していきました。消費者金融に勤務していたことで見えずらい出来事や環境が私は見たり触れたり・・友人や知人・・妻もパート先で『サラ金やん!』言われたことが何度あったことか・・人の偏見・差別・・これは、いつの時代もあるかも知れません。レ●クはサラ金であることは事実ですが社員教育することで、お客様を通じイメージ向上に力を注いでいたのも事実です。どんな仕事でも働く人の働き方で、いつ偏見の渦中にたたされるかわかりません。大切なことは、どんな仕事でも利他愛をもって取り組めば必ず見ている人は見ているものだと・・そう思う今日このごろです。
コメント
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