脳出血で無職になった親父のブログ

株式投資に腕時計が好きなオッサンのブログです。年齢を重ねスピリチュアルにも興味を持ったお蔭で人生感も変わりました。

裁判を通じて思う事

2015年12月23日 10時07分54秒 | 裁判
今月、第三回口頭弁論・・残業代請求事件を終えた直後、担当弁護士から会社の顧問弁護士に現在ある有給休暇の消化を依頼して頂きましたが、数日後、担当弁護士より『Yさん、相手方弁護士より会社への復職を希望しているのか?それとも退職するのか聞いてきましたが、どう考えていますか?』私は復職の意思はなく以前、担当弁護士及び事務所の代表弁護士から在籍する方が裁判上、良いとアドバイスがあったのですが、それも1年以上も前のこと。『私は復職意思があったとしても身体的にも精神的にも就労不可能ですし・・』と答えました。労災障害等級も1級3号となり就労100%不可能との認定も受けています。『そうですよね・・証拠関連も全て取り揃えていますし、では、その意思御表示を相手方弁護士へと伝えます。有給については後日、ご連絡いたしますので・・』残業代請求訴訟は、ほんのジャブを相手に打った程度。今後は残業代請求訴訟を通じて会社の本性を見ながらクロスカウンターパンチをくりだす準備・・そう・・損害賠償請求をおこすのですが『Yさん、相手方弁護士から労災障害等級を聞かれましたので答えています。』1級は一番、重い障害であるため賠償額も高く、相手方弁護士も会社と打ち合わせを行うことでしょうが、おそらく予想以上の障害等級であることは言うまでもなく金銭に細かい代表者ですから今頃は・・会社を訴えている私に恨みツラミに悪口雑言を言っていることが目に浮かびます。私の目的は職場環境の改善・社員の処遇改善があります。確かに経済的理由が無いと言えば嘘になるでしょう・・私は認知症の義母の介護費用や施設入所費用・・そして終末まで見ていこうと思っています。今でも労災・障害厚生年金等で十分に生活はやっていけます・・お金のための裁判と思われる方もおられると思います。でも・・私の健康な身体は何億何十億支払っても元には戻らないのです。車の運転も出来なくなり旅行に行こうにも大浴場の温泉に入ることも出来ません。大好きな蟹の身すら、ほぐすことも出来ません。味覚障害や多少の嚥下障害もあって食べる楽しみも極めて少なくなりました。精神障害もあり脳出血で倒れた時のトラウマが強く、感情が高揚すると首筋から後頭部にかけて血が上る、あの嫌な感覚が走るのです。その瞬間・・【死】の恐怖がよみがえり心臓の鼓動が激しくなり指先から血の気が引いていく・・あの感覚は私にしかわかりません。本音はお金はいりません。身体と精神を返してほしい・・私が倒れたことで妻や娘たちが、どれだけ大きな影響を受けたのか・・お金の無力も知り、また、お金のチカラも知った2年半でもあります。私が退職してから少しでも環境が良くなり二度と私や私の家族と同じ思いをする社員が出ないこと・・そして世間の労働者が希望を持って働ける環境になるために一石を投じることが出来ればと思います。今月、大手居酒屋チェーンで過労死となった娘さんの御両親の裁判が実質勝訴と判断できる和解を得たことは今後の日本における労働問題をより良い方向へと導くような気がしてなりません。未だ結果の出ていない大手家電量販店社員の過労死裁判や大手靴販売チェーン店・・ファミリーレストラン。。従業員の過重労働問題が後を絶ちません。仕事は収入を得ることは基本の基本ですが人が仕事を通じて人間的成長をしていかねばなりません。知識や社会人としての常識を身につけるだけでなく多種多様な人間とのつながりを通じ【徳】というものを積んでいくことで心の成長が真の目的ではないかと・・そう思い始めた今日このごろです。
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