しあわせになるために・・ ~特別養子縁組~

’10年6月に我が子となるマルチャンを迎え11年5月に戸籍上も我が家の『長男』となりました。そんなこんなの親バカ日記です

お花なんかいらんから

2014-05-13 22:13:17 | ヒトリゴト
昨夜からの雨も上がり、今日はいいお天気。

小一時間の小運動会も泥濘んだ園庭に少し土をかければ
決行出来そうな暑い日差しになってきました。


昨日のマルチャンはまぁ、いろいろあったけど
「あしたはいくから」
と言ってたので私も余り心配していませんでした。

朝食もダラダラだったけど一応嫌々ながらも食べくれて、出かける時間までTV鑑賞。


「さぁ、8:30すぎたからそろそろいこうか!」
と声をかけると、マルチャンまたモゾモゾ・・


・・も、もしや、またですか?( ̄口 ̄;)


「また」でした・・。←こんな感じ


今度は2階に逃走しようとしています。


また
「きゅうしょくがたべたくないんだ・・」
だとか、

「(アンパンマンの)サンサンたいそうがつまんなくてやりたくない」
だとか、

「あしがいたくてあるけない」
とか・・・
(普通に歩いてるんですけどね

まぁ、いろいろ言ってきて
今日も本当は無理っぽかったのですが
せっかく小運動会もあるし、
「えー?おかあさんたのしみにしてたんだからいこうよー
マルチャンががんばってるすがたみせてよ~」
とお願いしたのですが

「いかないー
・・・の一点張り。


「なんでー?
きのういくってやくそくしたじゃん!ゆびきりげんまんもしたじゃん!」


それでもマルチャンはガン無視のまま。



・・・・・。



足なんかも本当は痛くないし、やがて私から離れて遊び出しました。




なんなんその態度・・
なんか私も悲しくなってきました。


そして泣けてきてしまって・・子どもみたいに泣きました。


そして言ってはいけないことを言ってしまいました。


「もぅ~っなんでマルチャンはおかあさんのいうことをきいてくれないの!?
お花なんかかってこなくていいからいうこときいてよ


お花とは、母の日に夫とマルチャンが買ってきてくれたカーネーションの鉢植えのことです。


こんなん言うたらみんなに引かれるかもしれないけど
私、お花をもらっても正直あんまりうれしいと思わなくて・・

夫がこの頃たまにくれるようになった花束も
切り花はすぐ枯れちゃうからもったいないと思っちゃうし
鉢植えのお花のお世話も面倒くさいと思ってしまうのです。

マルチャンが選んで買ってきてくれたというお花のプレゼントは感激でした。
その気持ちはすっごくうれしかったです。

でも内心は花より団子で、
(「ケーキのほうがうれしいんだけどなー」)
と思ってしまうワガママ母なのでした。

でも口には出さなかったですよ。


だけど、この時は何とも言えない気持ちになって言ってしまったんです。
おかあさんはほんとはお花なんかいらんかったんよっ
と・・。

「おかあさんのつくったごはんをたべてくれて、
ふつうにようちえんにいってくれたら
おかあさん、な~んにもいらないよ。」

と・・。


でもその一言がマルチャンを傷つけてしまい、
泣かせてしまいました。



しばらく二人で泣いていました。





でもこのまま泣いているわけにもいかない。
やっぱり幼稚園には行って欲しい。
せっかく練習してきたかけっこの運動会があるんですもの。

この日ばかりは嫌がっても無理矢理に自転車に乗せて行きました。

幼稚園の駐輪場に着いてもマルチャンはしばらく降りなかったけど
「だいじょうぶだよ!ぐあいがわるくなったらすぐせんせいにいうんだよ!
おかあさん、すぐにむかえにいくからね!!
でも(小)うんどうかいだけはがんばろ♪
ね!こっちおいで。だっこしてあげるよ。」
と、抱っこで幼稚園へ連れて行きました。

玄関でヘルプの先生に事情を話し、託すと
トボトボとですが歩いてくれて中に入ってくれました。

ここまで行けば心配ありません。

小運動会も無事に終わり、
給食も結局おかわりもしていたようだし、
降園後も何事もなかったようにお友達とワイワイ遊んでいました。



今日はスイミングがあったので少し早めに帰りました。

帰り道、私はマルチャンにお花のことを謝ろうとすると
「え?なんだったっけ??」
と言われる始末


「ほら、マルチャンがプレゼントしてくれたお花のことだよ。
「いらない!」なんてヒドイこといってほんとうにごめんね。
おかあさんがわるかったよ。これからはちゃんとだいじにお花そだてていくから
ゆるしてくれる?」
と言うと


「あぁ・・(←言われるまで忘れてた?)
ほんとにおかあさんひどいよー!!
ボク、かなしかったんだよ!!


そりゃそうだよね・・。
せっかくのマルチャンの気持ちをね・・。

その後謝り倒して何とか許してもらえました。






かけっこも本当は
「1位になれたらケーキ買ってあげる。
2位以下は(美味しいケーキ並みの)菓子パンだからがんばってね
なんてプレッシャーをかけてしまいました


結果は、、、

(美味しいケーキ並みの)菓子パンでした。

マルチャン、それを聞いてブーブー言ってました。

(・・が、美味しいケーキ並みの菓子パンには満足気に食べてましたよ


だけど、
順位なんか本当はどうでもいいんです。


何事も一生懸命になることが大事なんだから。



ただ、私はドけちなので
何かあるごとに
「ケーキ
ってなっては困るのでそういう方法を取りましたが
こういうこともマルチャンの心に負担をかけちゃって
追い詰めてしまっているところがあるのかも・・

このことだけじゃなくて
いろんなことの日々の積み重ねで・・。




まだまだ人間できてません。





最近、養子縁組をお考えになっている方々(?)がいらっしゃるのか
養子縁組関連の過去ログの記事の順位があがってきているようで・・



プレ養子ママ・パパさん方

こんな人間でも何とか「親」やらせてもらっています。

こんな親でも子どもが
「おかあさんじゃなきゃだめ!」
・・・なんて言ってくれます。

「花なんかいらんからいうこときけーー
・・・なんて言ってしまう
わたしは愚かな親です・・。





・・・ついでに
年中になっても絵のクオリティーが、、ww
と笑ってしまうヒドイ人間なんです。




さて、
どちらが年中で書いた絵でしょうか?
(※注↑マルチャンが書いた母の日の絵です)