僕は読書のためにしばしばファミレスを利用する。
あそこはコーヒーもお替り自由(セルフ)で長く居られるからたいへん便利だ。
僕のように一人で何時間も居座っていると、隣のテーブルから様々な人間模様が聞こえてくる。
ある時は鼻の穴が真っ赤に腫れ上がった男が、カノジョと思しき連れにその訳を説明していた。
話によると(勝手に聞いてすみません)男は夜中に鼻血を出し、止血のためたまたま姉貴の机の上にあった棒状の綿をとりあえず鼻の穴に突っ込んで寝たらしい。
翌朝目が覚めたら、膨張したソレがなかなか抜けずにこの有様よと真顔で力説していた。
どうもその綿というのが姉貴の生理用品だったらしいのである。
こっちは笑うに笑えずテーブルの下に顔をうずめて必死に笑いをこらえた。
それでもその彼氏がふと振り返ったりするものだから真っ赤に腫れた鼻が目に入り思わず吹き出しそうになってしまった。
そんな時レジの方が妙にうるさくなっていた。
いわゆるオバサン達である。
オバサンは食事代の支払い1つとってもドラマを感じさせる。
1人のオバサンが「今日は私が」なんて支払い伝票を連れのオバサンから素早く取り上げレジに向かい出した。
すると取り上げられた方のオバサンは走って追いかけ、そんな気の毒な事は決して認めるわけにはいかないという意味の言葉「できん、できん(九州弁)」を連発し、すぐさま伝票を取り返す行為に出た。
取り上げた方のオバサンも今日のところは私に任せてくれの意味を持つ「よかて、よかて」を連発し、伝票を渡すまいとする細かいディフェンスプレイを見せた。
僕にはそれがあたかも一世を風靡したジュリアナ東京のお立ち台で踊る扇子ギャルの手つきにも見えて、なんという息の合ったコンビネーションと感心してしまった。
しかしレジのお姉さんはというと、半分あきれ顔でどいでもいいから早くしてくれよなのため息を吐く始末。
それにしても食事代の支払いごときであそこまで熱くなれるってたいしたものである。
昼下がりのファミレスでは様々な人間模様を垣間見ることが出来る。
あそこはコーヒーもお替り自由(セルフ)で長く居られるからたいへん便利だ。
僕のように一人で何時間も居座っていると、隣のテーブルから様々な人間模様が聞こえてくる。
ある時は鼻の穴が真っ赤に腫れ上がった男が、カノジョと思しき連れにその訳を説明していた。
話によると(勝手に聞いてすみません)男は夜中に鼻血を出し、止血のためたまたま姉貴の机の上にあった棒状の綿をとりあえず鼻の穴に突っ込んで寝たらしい。
翌朝目が覚めたら、膨張したソレがなかなか抜けずにこの有様よと真顔で力説していた。
どうもその綿というのが姉貴の生理用品だったらしいのである。
こっちは笑うに笑えずテーブルの下に顔をうずめて必死に笑いをこらえた。
それでもその彼氏がふと振り返ったりするものだから真っ赤に腫れた鼻が目に入り思わず吹き出しそうになってしまった。
そんな時レジの方が妙にうるさくなっていた。
いわゆるオバサン達である。
オバサンは食事代の支払い1つとってもドラマを感じさせる。
1人のオバサンが「今日は私が」なんて支払い伝票を連れのオバサンから素早く取り上げレジに向かい出した。
すると取り上げられた方のオバサンは走って追いかけ、そんな気の毒な事は決して認めるわけにはいかないという意味の言葉「できん、できん(九州弁)」を連発し、すぐさま伝票を取り返す行為に出た。
取り上げた方のオバサンも今日のところは私に任せてくれの意味を持つ「よかて、よかて」を連発し、伝票を渡すまいとする細かいディフェンスプレイを見せた。
僕にはそれがあたかも一世を風靡したジュリアナ東京のお立ち台で踊る扇子ギャルの手つきにも見えて、なんという息の合ったコンビネーションと感心してしまった。
しかしレジのお姉さんはというと、半分あきれ顔でどいでもいいから早くしてくれよなのため息を吐く始末。
それにしても食事代の支払いごときであそこまで熱くなれるってたいしたものである。
昼下がりのファミレスでは様々な人間模様を垣間見ることが出来る。
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