“後ろ乗り前降り”の京都市営バスは近年では、外国人観光客の利用が特に多かった100号系統にて、東京都や横浜市、名古屋市と同じ“前乗り後ろ降り”の実証実験を決行。スムーズな乗降が出来て、まあまあ好評だったらしい。
もともと京都市交通局では市バスのワンマンカーは1972年頃までは“前乗り後ろ降り”だったらしいが、一部の路線(大原三千院方面??)で整理券式が現れたためか、運賃均一系統まで今の“後ろ乗り前降り”に統一したようだ。
しかしながら、折しもコロナ禍で外国人観光客は激減。一時は再び均一系統を“前乗り後ろ降り”に戻すことさえ考えていたが、凍結されたままですね。
昔の京都市電のワンマンカーは“前乗り後ろ降り”。なぜか名古屋と同じでした。また、ワンマンカーなのにビューゲル搭載電車がやたら多くて、確かにZパンタ搭載電車も見られたが、少数派でした。何だか、1960年頃までの下之一色線みたいだ。
最近は続々と京都市交通局でも市バスのフルカラーLED搭載車を多数導入。しかしながら、あの回送車表示は何と白抜き文字で凄く眩しい!!
これからの名古屋市営バスの新車では絶対に真似てもらいたくない!! 名鉄バスでもやらないほどだから。うん。
さて、京都市営バスの最近の新車。よくよく画像を見れば、どれも乗降口の表記周りに掲示板差し込み口が。
恐らく、いずれは均一系統を“前乗り後ろ降り”に戻すつもりか? あるいは整理券系統との兼用にするのかな?
その手を使い、再来年に予定される名古屋の基幹2向けの新車両も他の一般系統あるいは基幹1にも兼用することも、どうやら不可能ではなさそうだ。浄心ならば幹名駅1とか名駅14、猪高ならば幹星丘1や星丘11、大森ならば栄15や曽根11などにも必要があれば素早く回せそうだが。
また大阪シティバスの前身、大阪市営バスも古い写真を見れば、どうも大昔のワンマンカーは“前乗り後ろ降り”だったのかな??
なお、名鉄バス鳴海線や豊鉄バス市内循環線にも古くは“前乗り後ろ降り”のワンマンカーがいましたが、もはや忘却の彼方ですね。
昔の岐阜市営バスも、かつてワンマンカーは“前乗り後ろ降り”でしたが、後には整理券式に合わせた形になりました。しかしながら、岐阜バスが躍進し、今は岐阜市交通部も廃止になりましたね。浜松市営バスも遠鉄バスに路線譲渡済みです。
都営バスは意外にも、青梅市内などで整理券式のワンマンカーがいるようだ。車体カラーは一般路線用と変わらないが。
・追伸(7/10)……コメント欄でも触れましたが、名古屋の基幹2は過去に2回ほど、一般路線用の車両が代走しています。
2018年6月15日にNH-94、2021年1月25にはNS-294が、それぞれ栄〜引山間を確かに往復しました。
後ろ扉横にはわざわざステッカーを貼り、後ろ乗り前降りを表していたらしい。
今後デビューする新NF車も基幹2に突然に入る場合があり得ますね。しかしながら、もともと降車知らせボタンなどは前降りのための回路切り換えも簡単に出来ていたのかな??