銀河夢急行

公共交通の話題を中心に、幅広く取り上げます。
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公営バス事業、地方都市では衰退の一途??

2023年07月11日 19時53分41秒 | 交通一般
全国的に公営バス事業は苦しい経営を強いられており、中でも大阪市はもとより、秋田市、姫路市、尼崎市、岐阜市、浜松市、熊本市、函館市、札幌市などは既に民間会社に全面移管されています。
あの石原慎太郎さんは生前、都営バスの民営化や、都営地下鉄の東京メトロへの譲渡(押し付けがましい………)を度々、都民らにちらつかせていたものでした。端から見て、あたかも“恫喝”に思えたほどですが。あれでは、どんな民間交通事業者も承継を嫌がるに違いない。
中でも札幌市は、どのバス事業者に引き継がせたのか分からないぐらいです。じょうてつバスか? あるいは北海道中央バスか?
岐阜市や浜松市ならば、もはや誰が見ても明らかだが。
また、広島市、千葉市、福岡市はもともと市営バスなんかありませんね。長崎の場合、何と県営バスが存在しています。市内は専ら長崎バスの辺りかな。
幸い、名古屋市の場合は市バスと名鉄バス、三重交通バスとの棲み分けが最近はとみに旨くなり、少なくとも我々が生きている間は市バスの民営化なんかあり得まい。
名古屋市営バスにおかれても、常日頃から路線、運賃体系とか案内面において創意工夫を高めて極力、可能な限りは無駄をなくして欲しいところですね。これこそ公営バスとしての存在価値が初めて出よう。
とよたおいでんバスは、事実上の豊田市営バスに当たりますが、こちらも名鉄バスとの連携が旨い!!
榊野温泉にも向かう小渡線は既に名鉄バスは撤退した筈ですが、おいでんバス(5号系統)の車両が検査や事故などで足らなくなった場合は、すぐに名鉄バス豊田営業所の車両が代走してくれるようだ。やはり、乗降方式が同じで、整理券方式でもあるから。うん。
因みに、おいでんバスの8号系統は名鉄浄水駅〜猿投駅〜香嵐渓〜百年草を結ぶ路線。かつては日野リエッセとか日野ポンチョなど小型車両が殆どでした。しかし、近年は広瀬〜力石の道路改良により大型車両までも仲間入りしていますね。名鉄バスの代走は、まだなさそうだが。あの名鉄三河線・猿投〜西中金の代替輸送も兼ねています。

京都市営バスの路線系統は何と3種類に大別!!“均一”“循環”“調整”

2023年07月11日 16時04分53秒 | 交通一般
先のワンマンバスの乗降方法にあやかり、今の京都市営バスの運賃体系について、少しだけ調べてみました。
ここでは、いくら何でも総てのことは、とてもじゃあないが書き切れません。もし関心をお持ちの方々がおられましたら、詳しいことや正確なことは京都市交通局の公式サイトで各自、ご確認を。
………私自身が京都市営バスと初めて出逢ったのは、確か1975年2月。結局、合格は出来ませんでしたが、ある著名私立大学の入試に行った時のこと。
まだ京都市電も辛うじて健在。ごく僅かでしたが、ツーマン電車も残されていました。その後、全面ワンマン化され、数年後には市電そのものが全廃されていますね。
京都市営バスのワンマンカーは既に後ろ乗り前降りになっており、その頃に存在した名古屋市営バスの比較的新しいワンマン専用車のような扉配置でした。違う点は乗降方法が名古屋市営とは全く逆で、びっくりしたものでした。
当時の名古屋市営に例えれば、ワHR-400番代とかワSR-200番代(富士重工車体)のようなワンマン専用車両がかなり多かったような気がしますね。
また、京都市営バス独特なブザーの鳴り方。後ろ扉から利用客一人ひとりが乗る度に、運転席近くのブザーが断続的に鳴り響き、ホンマにうるさかったですね。前乗り後ろ降りの京都市電のワンマンカーもそうでしたが。
因みに、その頃の名古屋市営は前扉にも開閉ブザー。あれも結構うるさかったのだが。今のノンステ車両では廃止され、ホッとしていますよ。
都市営バスもツーマン専用車がごく一部には残されていて、確か三条か四条の辺りで、8号系統のツーマンカー(日野製。名古屋市営に例えればHR-130番代によく似ていました)を目撃。ほかには19号系統もツーマンでしたが、いずれも数年後には総てワンマン化されたらしい。
私自身は52号系統のワンマンカーのことぐらいしか殆ど覚えていませんが。確か、京都駅前から金閣寺方面に向かっていたと思います。
今の京都市内の一般路線バスは京都市営バスのほか、民営の京都バス、京阪バス、西日本JRバスなどなど。
いずれも整理券式のワンマンカーの筈です。
また、京都市交通局の公式サイトによれば、今の市バスの路線は均一系統、循環系統、調整系統の3つに分類されています。
均一系統や循環系統では整理券発行機はありません。調整系統だけ整理券発行機があります。
つまり、使用車両も初めから明確に分かれているようだ。
路線の約7割は均一系統や循環系統だが、残りは調整系統。
中でも桂方面などは、ほぼ調整系統ですね。やはり国際的な観光エリアでは運賃をやや高めにして、細やかながらも観光収益を得ているのかしら??
ただ、調整系統も均一系統での230円+αぐらいの運賃なので、さほどの割高感はありません。
あの都営バスの青梅、飯能市内でのことを思えば遥かに安いわ!! うん。
ただ、調整系統では、やはり特割などについての制限もあるらしいので要注意でしょうね。
また、ご自慢の特大フルカラーLED方向幕もその色分けに旨く工夫がなされており、運賃体系や経由路を知らせているように思えますね。さすがに見事な案内技だと思いますよ。
そのことを鑑みれば、今の名古屋市営バスではフルカラー表示までは必ずしも要らないような印象も。やはり、これからの白文字だけでも十分かもしれません。また特大サイズも敢えて求めません。
あくまでも、私自身の主観に過ぎませんが。
………参考ついでに横浜市営バスについて。こちらは名古屋市営と同じく前乗り後ろ降りで、基本的には運賃は220円均一です。
但し、若葉台中央付近を走る40号系統については現金払いでは220円均一ですが、ICカード使用の場合では178円の格安運賃区間もあります。敢えて整理券発行機を使わない斬新且つ柔軟な運賃体系ですね。名古屋市営では、まだまだ考えられないだろうが。うん。