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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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シックハウス症候群について・・・東京

2006年08月02日 20時06分57秒 | Weblog
写真は今日、東京で行なわれた技術、経営手法の研修会に参加された、向かって左が新潟県の(有)山口建築工業の山口二三夫社長さんと、長野県の中村住建(有)の中村幸正さんです。山口さん、中村さんの両社はファース絶好調です。
ごめんなさい!!!接写モードでシャッターを切ってしまい、かなりのピンボケです。
ピンボケでなくとも二人はとても男前です・・・

今日の研修会ではシックハウス対策についても情報提供を行ないました。
シックハウス症候群とは、別名を新築病とも言われており住宅の新築時に発生する症状です。一種の過敏症なのでしょうが微量の化学成分に強く反応する体質になります。
目の痛み、湿疹、頭痛、喘息などの症状が激しくなり、治療してもとても治り難い病気とも言われます。

住宅を構成する部材には様々なケミカルな建材、糊、塗料などを使用します。
従来、新建材は多くが製造の際に防腐材として、ホルマリンを使用しておりました。
家が新築された後、その建材に含まれたホルマリンが揮発分解してホルムアルデヒドとなって引き起こす症状のようです。
このホルムアルデヒドは建材が空気に触れた時に揮発して放出しますが、通常、2・3年で揮発し終えて消滅します。つまり、新築時に起きるため「新築病」とも言われました。

この建材の含有したホルムアルデヒドを抜くには、家屋内を高温にして揮発させる方法があります。クロスの糊などの含有したホルムアルデヒドはよく抜けるようです。
しかし、構造内部に使用された合板の成分を抜くには相当の時間がかかります。
住人が過敏症の症状が起きてからホルムアルデヒドの放出量を調査しても、既に飛散し終えた後になるケースが多く発生しております。

建材には☆☆☆☆☆(フォースター)☆☆☆(スリースター)☆☆(ツースター)言う、星の数が告示してあり、星の数の多い方がホルムアルデヒドの放出量が少ない優秀な建材と言う事です。数年前から換気法と言われる法律が出来上がりました。
家屋内の換気を機械で一定量以上、行うように定めた法律です。
しかし、このように機械換気を促す法律より、ホルムアルデヒドを放出する建材の製造、発売の禁止を行う法律の方がはるかに有効と思われます。法律もピンボケか・・・

涼しい北海道から夜になっても気温の下がらない東京にやってきました。
男前社長さんの山口さん、中村さん、それぞれ新潟と長野に戻って行かれましたが、新幹線で帰れば、自宅で夕食がとれるそうです・・・便利ですね・・・
今日は5時間講演でしたが、さすがに疲れます。でもまだ仕事が・・・
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