毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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古(いにしえ)を想う時・・・岡山市

2006年08月04日 20時21分57秒 | Weblog
写真は2日の東京会場、そして昨日が移動日で今日4日に岡山市のメルパルクで開催した「勝ち残り研修会」での様子です。この研修会では、性能表示の仕方や温熱ソフトの使用法、受注サイクルの手法などを一日のカリキュラムで5時間の講義を行ないました。
東京会場でもそうでしたが、この研修には経営者の方々が多く参加しております。

今日の研修会で休憩時間にある受講者の方から「暑いのに福地社長はいつも長袖のシャツを着ているのは何故?」と言う質問がありました。
真夏にも半袖シャツを着ないのですが、単にクーラーの冷たい風を身体に当るとギンギンと肌が痛くなるからです。

巷の噂・・・福地社長は腕から背中にかけて昇り竜、下り竜の刺青が彫ってあるのでは・・・

半分、任侠の世界に身を置いた飯場暮らしの時代がありましたが、周りの仲間の多くが刺青を彫っておりました。身体に傷をつけて墨を入れる事に何の抵抗もありませんでしたが、自分の尊敬する師匠は絶対にその刺青を許しません。師匠は六色合わせの見事な刺青を彫っているのにです。
「墨を入れたら人生の選択肢が限られる」と言うのが師匠の言葉でした。

切った貼ったの環境で、まさに刑務所の塀の上を歩くような時代がありました。
しかし、師匠やトビ職仲間達が挙って私が刑務所の内側に落ちないよう支えてくれていたのです。その事実を知ったのは師匠が病気で亡くなった通夜の席でトビ職時代の先輩から聞かされ、思い浮べれば納得ゆく場面が走馬灯のように脳裏を過ぎって行きます。
自分に厳しく、人に優しい師匠でした・・・乱暴だけど滅法、気の良いトビ職仲間・・・

人情を大切にする生き方を教えてくれたのはまさに彼らだったのです。
私ごときの話しに耳を傾けてくれる経営者達・・・
人様の支えで生きている自分を意識出来るのは、きっと古き良き時代があったからなのでしょう。
師匠、先輩、そして今日の研修に参加して戴いた方々に感謝、感謝、感謝・・・

今日は37度まで気温が上がった岡山市内でしたが、予定のカリキュラムを終えてホテルに戻り、暮れ行く窓の外を見ながら何故か想いに耽るのでした。
明日は北海道に戻ります・・・
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