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毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
福地脩悦の毎日更新の携帯ブログです。

慈しみの心が・・・北斗市

2006年08月15日 14時26分56秒 | Weblog
写真はファース本部の直ぐ近くにある「北斗犬ねこ病院」に昨日14日、愛犬タローの治療訪れた時に撮ったもので院長で獣医師の菊地一治先生とです。
今日は家庭裁判所で調停業務が入っておりましたが、小泉総理の靖国参拝の報道を見ていてツイツイ夢中になり調停時間に遅刻をしてしまいました。
今日は担当調停事件の山場であり、自分がある種の提案をする場面だったので、調停関係者の方々に多大なご迷惑をかけてしまいました。遅刻は本当に罪深き事・・・反省です。

写真のタローは大型犬なのですが、右足に腫瘍ができて摘出手術を行いました。
昨日はその事後治療に訪れました。それにしても菊地先生と奥様のホットチームで行なう治療ぶりを見ていて感ずるところがあります。
お二人は常に犬と言う動物の立場にたっていると言う事です。
動物を「慈しむ」と言う気持で接するからこそ、犬も獣医さんに身体を委ねるのでしょう。
開業間もない新しい犬猫病院ですが、次々と動物達がやってきます。

菊地先生夫妻はその一頭一頭の動物を愛し、そして慈しんでおられるのでしょう。
動物がその気持を察し、我々、飼育者(保護者)もその気持に相通ずるところがるのだと思われます。人間より動物の方が邪念がないだけ敏感に接する人の感情がわかるようです。
かなり大きな手術で悪性の腫瘍かどうかは検査中ですが、当のタローは極めて元気です。治療に連れていっても自分から先になってこの病院に入って行きます。
辛い思いをしたはずなのに、治療する先生夫妻の慈しみが解るのだとおもいます。

家庭裁判所での調停事件も相手を「慈しむ」気持があれば一気に解決に向かうのですが・・・
国を慈しむ・・・首相の靖国参拝問題で国のあり方を議論するチャンスとも思いますが・・・
また我々が行なう家づくりおいては、建主さんと永劫の信頼関係維持が不可欠ですが、それにもやはり慈しみの気持が必要であろうと思われます。
家庭裁判所から会社に戻ったのも相談メール回答のためですが、当事者双方に、慈しみの気持が足りないように思います。

そうように思いながらも相談者を慈しむ気持がなければ、解決方向に向かうアドバイスにならないようです・・・
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墓参と靖国神社・・・北斗市

2006年08月14日 13時19分52秒 | Weblog
写真は昨日13日に私の父親の墓参りに行った時のもので、娘の高本夫妻ですが、娘の美知枝、孫の穣太郎、娘婿の高本和幸くんです。私の父親は日本セメント(現太平洋セメント)の転勤族でしたが四十数年前に亡くなり、北斗市内あるこの墓に遺骨が納められております。

明日の終戦記念日(敗戦記念日と言うのが適切と思うのだが)を前に、靖国神社関連のテレビ番組が頻繁に放映されています。
私達はこのように遺骨の納められた墓石にお参りする事が出来ますが、戦地で亡くなった戦没者の遺族には、切れ端ほどの遺品も無い方々がたくさんおられます。戦地に赴く人達も、送り出す人々も「靖国で逢いましょう!」と言うのが最後の言葉だったと言います。この約束を信じて毎年、靖国神社にお参りする遺族、戦友の方々も多いと聞きます。

戦犯などで合祀された方々には、獄死、刑死、病死された方々が多くおります。この方々も国のために一生を奉げた方々なのでしょう。しかし、国のために生涯を奉げた人々はこのような方々の他にもたくさんおられます。教育改革に命をかけた人、民主主義運動に生涯をかけた人、日本の科学技術向上に生涯をかけた人・・・上げれば際限なく日本文化、日本立国に貢献した人々がいます。しかし、この人達は国の施設に祀られる事はありません。
このように考えると戦争に関わった方々だけが祀られる・・・

戦時中は誰もが日本の国の繁栄を信じての行動だったのでしょう。
しかし、誰がどのように考えても、戦場に送った人々と送られた人々が、一緒に靖国神社の祀神として拝礼を受ける事を自然の姿とは思えないのです。
明日、小泉総理が靖国神社に行くとか行かないとか・・・
いずれにしても小泉総理の行動が、靖国神社問題を超越して、総日本国民が先の戦争が何だったのかを再考させる機会にしたいものです。

先人達が韓国、中国などの外国で何のために何をしたのか・・・
その行為は我々、戦後の日本国民全員が背負っていかなければならない宿命としたなら、あまりにもその歴史認識が気薄であるように思えてなりません。

ともあれ、現代社会に暮らす転勤族である娘夫婦の高本一家と孫の穣太郎・・・日本人で在るが故の宿命を負わせるには少し可哀相な気も致します。
さて、夏休み中の社内は閑散としておりますが、今日も悩みの相談メール回答を・・・
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床下の湿気を・・・北斗市

2006年08月12日 22時34分20秒 | Weblog
写真は近所の家(ファースの家ではありません)の床下換気口を撮りました。
今日からファース本部は夏休み入っておりますが、相談メール回答のため出社しました。

最近「住宅110番」弊社HPの質問コーナーに、床下に関する質問が増えております。
床下が湿っている、カビ臭い、腐っているなど言う質問です。夏場の床下は低温になっており、外部の湿度が高いため、外気湿度が床下の低温部分に凝縮する作用が働きます。

住宅関連の雑誌や新聞などに寄せられる専門家と言われる方の解説文には、床下換気が床下結露を助長している・・・と言う説明を多く目に致します。確かに湿度80%の外気では僅か数度の低温部分が露点温度となります。床下地盤面は地温の15℃に限りなく近くなり、露点温度に以下になってしまうからです。つまり、床下換気を行なうなと言う事です。

一見、この解説は理屈に合っているようにも思いますが、多くの事例を現場で検証いたしますと必ずしも現状に則しておりません。と言うのも床下換気をしなくとも外気の湿気は隙間を通じて床下の低温部分に吸い込まれて行きます。湿気の入らないような床下空間を構築する事自体が所詮、無理な事なのです。

こように一見、理屈に合うような専門家と称する方々の指導によって床下換気口を塞いだところ、一気に土台が腐ったと言う事例も報告されています。
建築基準法も必ずしも現場の状況に則した内容ばかりではありませんが、床下換気口を5メートル以内に300平方センチメートル以上のものを取り付ける規定(特別な床を除く、またファースには床下換気口などありません)がありますが、この事に関しては的を得ていると思われます。

様々な検証の結果、床下の空気を停滞させる事の方が土台などを劣悪な状態にします。例え床下地盤面の湿気が増えても土台の含水量を増やさないようにするには、床下の空気を動かせて停滞させない事なのです。然るにファースの家は床下地盤面の高さにこだわり、床下地盤面を低温にしないような構造を構築し、さらに空気を常に動かせております。

さて、明日は我が家に親戚中が参集(約30名)して仏壇にお参りして宴会です。
明日、ブログはお休みを・・・
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罪深い沈黙と喋り過ぎ・・・北斗市

2006年08月11日 18時16分23秒 | Weblog
写真はファース本部、本社の会議室の入り口です。

喋り過ぎと沈黙は双方ともに罪であると言います。
特に会議では一方的に喋り捲る上司、タダタダ沈黙の社員・・・会議の意味をなしていません。
会議は一定の時間内で組織としての方向性を見出すために開催します。このため「たたき台」を示すのが普通です。ところがこの示した議題に何の質問も無い、何の意見も無い、ただ聞き役の参加者・・・これは会議になりません。

会議を行なうと言う事は、貴重な時間を割いているのですから当然ながら費用対効果を要求されます。ただ喋る人と、聞くだけの人を集めての会議は時間の無駄なのです。
人は常に自分の持論、考え方を人に言えるようにしておかなければなりません。会議は参加者それぞれの置かれた環境や立場において当然ながら視点が異なります。ただ沈黙などは在り得ない事なのですが、このような会議が問題だと言うより、参加者の方が問題なのでしょう。

会議に参加を求められると言う事は、その立場や環境からの視点で得た意見が欲しいのです。会議において意見を述べると言う事はまさに業務命令と同じ事と言う事でしょう。
意見を要求されて「思いつかない」とか「考えつかない」とかは、まさに準備不足、認識不足と言う事になります。特に会議で沈黙する人ほど陰で会社や仲間、関係者への愚痴や悪口を言うものですが、普段、不平、不満がある場合にこそ会議で意見を堂々と述べるべきなのです。会社の経営者は陰口をもっとも嫌います。しかし、全てが満足な職場などあるはずがありません。会議で存分に議論して問題を浮き彫りにし、方向性を打ち出す事を望んでいます。陰口を言わず、会議で憎まれ口を言う人ほど会社の評価は高いのです。

特に家づくりは、大勢の方々のコラボレーションで成立するため、多くの会議、会合を開きます。ただ一方的に喋り、ただ一方的に聞くだけなら資料送付で充分なのです。
意味の無い会議に無駄な時間を割くならば、現場で仕事をしていた方が賢明でしょう。

さて、ファース本部も明日12日から16日まで夏休みにはいります。
連休明けの17日に北斗市本社、写真の会議室で全体会議を招集します。
意味の無い会議にしないようにしなければ・・・

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経営理念とは・・・札幌~函館~北斗市

2006年08月10日 18時57分15秒 | Weblog
写真は今日10日木曜日、弊社の札幌事務所を訪問して戴いた㈱リクルート、ハウジンググループの塩川一樹さん(向かって左側)弊社、扇常務と同じく柳田課長です。今日はハウジング雑誌の全国版に掲載する記事内容の打ち合わせに来社して戴きました。塩川さんのほんのりとしたお人柄に弊社社員が好感を持っており、仕事の話もスムーズに進んだそうです。今日は扇常務、柳田課長と経営理念の浸透度について意見交換をしました。

社訓とか社是と言うのがありますが、社員の心得とか会社内のルールなどが主な内容になっており、つまりは内向きの言葉が認めてあると思います。
経営理念とは、勿論、社員間の心をひとつにする内向き用でもあり、顧客向け、協力業者向け、株主さんや銀行さんへ、そして何と言っても経営者そのものに対する戒めとならなければならないと言います。

迷った時の経営理念・・・
社員間で揉め事が起きた時、協力業者さんとトラブルが発生した時、ユーザーさんと紛争になった時などなど・・・日々、数えれば限がないほど多くの課題が持ちあがるものです。
この課題に直面した時に、経営理念が方向を示してくれなければなりません。

「私達は健康な居住空間を提供し続けます」と言う経営理念があったとします。
ここには経営に対する思いは描かれていますがマネージメントの文言がありません。
企業経営とは、その活動で健康な居住間を提供して、それで対価を得て経営を成立させなければなりません。与える一方では経営が成り立たないからです。
色々な企業をまわる機会が多いのですが、素晴らしい文言が並んでおります。
しかし、どれだけの社員、どれだけの関係者がその文言の示す意味を理解し、その方向を向いてくれているかです。

経営者自らが、自分の経営する経営手法が疑心暗鬼になる場合もあります。そのような時に経営理念によって迷いがすっ飛ぶくらいの理念であって欲しいものです。

「住む人と 幸せを分かち合う 家づくり」
これが弊社、福地建装ファース本部の経営理念です。建主さんの一生一代の大事業に関わらせて戴いた事に感謝し、協力業者、納品メーカーさんなどと我々の社員も、建主さんと同じく利益を分かち合おう・・・かなり浸透していると思うのですが・・・

さて、塩川さんはまた猛暑の東京に戻って行きました。
私は夕方のフライトで晴天の札幌より、どんよりとした曇り空で、もっと涼しい北斗市の本社に戻りました。

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感謝と言う武器を・・・北斗市~函館~札幌

2006年08月09日 20時33分52秒 | Weblog
写真は今日、9日水曜日、ファース本部、札幌事務所の窓から撮った札幌大通り公園です。
灼熱の本州から工務店の方々が北海道の方と情報交換を行なうため、札幌で交流会を実施しております。涼しいはずの北海道ですが今日は33℃もありました。
それでも本州の方々は暑さの違いを解っておられるようです。

今日も話題になったのが「感謝と言う武器」についてです。
「感謝」が何故、武器になるのか・・・
感謝の念を持つ事は最大の武器になると言います。
私達は日常の多くが困難さとの葛藤と言っても良いでしょう。
大きな困難に遭遇して立ち往生をした時に「感謝」と言う武器が生きてきます。
自分を省みて、現在、ここにいる自分に気付いた時は、何と多くの方々によって支えられている事でしょう。

立塞がった困難という壁を更に頑丈に立ち上げてしまうのが、この困難さをつくったのが「あいつだ!」「こいつだ!」「暗畜生だ!!」などと罵るようになった時です。
困難さの要因を他人のせいにした時、おそらくその壁を超える事など出来ないでしょう。
その壁を打ち破るのは「感謝の念を!!!」
今いる自分が全て回りの方々に支えられている事に気づく事が先決なのです。
直面する困難さのすべてが自分の責任である事を悟るべきなのです。

全ての困難が自分自身が根源になっており、これを超えるには、過去もこれからも自分以外の方々の支えによってこそ解決できると念じ、関わるすべての方々に「感謝」の念を持つ事です。直面した困難さと言う壁が少しずつ溶解して行くでしょう。
心から感謝のできる人には大きな困難と言う壁も立ちはだかる事も少ないのです。
感謝する気持でいる時の人の表情は、誰がみても穏やかなオーラを発散しているからです。
素直に感謝のできる人の事を誰もが人格者と評価する事でしょう。

札幌大通り公園の緑はいつも見ても穏やか・・・予想外の気温を記録した今日の札幌でしたが、都会の中の緑のオアシスはいつも優しさのオーラが醸し出されております。
灯りさざめく札幌ススキのホテルで今日もこれから相談メールの回答を・・・

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基本合意を・・・札幌~函館~北斗市

2006年08月08日 22時58分34秒 | Weblog
写真は今日、8日火曜日、北斗市のファース本部本社に来て頂いた三協立山アルミ株式会社の住宅建材事業本部、執行役員副本部長の加治幸男さん(後向かって左)と同じく住宅建材部長の石田勉さん(右側)です。久々に副社長と一緒に写真に納まりました。

ファース本部は、旧立山アルミニウム工業㈱と地域のファース工務店への情報拡大業務と専用部材の安定供給事業などの業務提携を行っておりました。しかし、6月1日から旧立山アルミと旧三協アルミが合併して新会社の三協立山アルミ株式会社が誕生いたしました。
新会社の三協立山アルミ株式会社が、旧立山アルミが行なっていたファース展開事業をそのまま継承できるかどうかの折衝を行ないました。
結論として、新会社の三協立山アルミ株式会社は、今まで行なって来たファース事業をそのまま継承すると言う事で合意に至りました。少なくともファース事業を停滞させる事無く、従来どおり、或いはそれ以上の支援体制でのぞむと言う事です。

一番の課題だったのが、新会社を通じて販売代理店さんからファース加盟工務店に供給するファース専用5本目を販売代理店さんに、今まで通りに供給する事が出来るかどうかでした。新会社の三協立山アルミ株式会社は基本的に自社製品以外を売らないと言う理念で経営方針を立てており、開口部以外のファース専用部材販売に違和感があったと思われます。専用サッシについて何ら問題はありませんが、それ以外の4品目が場合によっては将来的に、販売代理店さんと加盟工務店に迷惑がかからないような業態をとりながら、我々ファース本部とも詳細を詰めながらデリバリーラインの変更も在り得ると思われます。

基本的にはデリバリーラインの変更を行なわないで事業継続をすると言う事ですが、仮に変更があったとしても販売代理店さんや加盟工務店さんには影響を与えないようにすると言う事が前提となりますので関係者の方々にご心配をおかけする事はありません。

いずれにしても旧立山アルミが育てて来たファース事業に対して、新会社も新規工務店募集、指導研修など業務は現在までにも増して尽力すると言う事です。
加治副本部長も、石田部長も新会社の実力者であり、ご両人がこのように言明をして戴きましたので、近く新会社の本社から関係各方面に通達が行くものと思われます。

今日は熱波の北海道でしたが札幌研修の合間を縫って本社に戻り、加治さん、石田さんとの会談にのぞみました。明日はまた札幌研修に戻ります・・・
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屋根材を考察する・・・札幌市

2006年08月07日 20時37分55秒 | Weblog
写真は札幌市内で開催した勝ち残り研修会、札幌会場での様子です。

部材別の技術内容として屋根材が受ける様々な状況も講話のテーマにしました。
屋根は、雨、寒さ、熱さ、火災、塩害、酸性雨、紫外線などの自然界からの攻撃に耐えて家と住む人を護ってくれなければなりません。主に我が国では瓦が使用されていますが、瓦と言っても本瓦や瓦に見立てた瓦風の瓦でない瓦もあります。
本瓦は適切な手入れを行なえば、千年も大丈夫と言われております。しかし、本瓦風の偽瓦だと、手入れをしてもそのもの自体が劣化してしまうのです。

本瓦の中にも1200度以上の高温処理をしたものは、その熱に堪える高質の粘土と上薬を使用するため、より耐久性の高い瓦となりますが、当然、価格が高額になります。
この高温処理した瓦の場合、夏場の太陽熱を反射する効果があると言われています。
北海道や北東北、中越地域などではトタン葺きの屋根が多いのですが、屋根の積雪処理をし易くする事がねらいのようです。確かに瓦だと屋根に積もった雪を処理し難いですよね。
またトタン葺きだと葺き替えも割りと安価に出来ます。
手入れより葺き替えを視野に入れた屋根材と言えるでしょう。本瓦やトタン葺き屋根材の他にも様々なものがありますが、その建物との整合性を加味して選定する必要があります。

経済的な事を優先して選定するのであれば、一番、高寿命で一番、高価な本瓦か、葺き替えが簡単なトタン葺きが有利となりますが結局は、短期間で取り替えるか、手入れをして生涯にわたり上手に使用るかどっちかです。トタン以外の屋根材を葺き替えるには、仮設足場などの他に下地の取り替え、廃棄処分などに多額の費用を要するからです。

平成12年から瑕疵担保責任と言う法律が施行され、雨漏りについては施工者側が10年間わたり責任を真っ当するよう義務付けられました。しかし、トタンや瓦などの屋根材だけで漏水対策を行なう事は不可能と言えるでしょう。強い風雨対策は至難の技となります。
屋根材は防水材の保護材として位置付けるべきでしょう。つまり、屋根材の下地材が完全に防水層になっていなかればなりません。このように屋根だけでも多くの知恵と工夫が必要と言う事です。しかし、屋根は家のたった一部分でしかありません・・・

猛暑に襲われた日本列島ですが札幌でも31度もありました。
既に夏も真っ盛りです。残り少ない夏をエンジョイしなければ・・・
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看護婦さんで何が悪いのか・・・北斗市~函館~札幌

2006年08月06日 19時56分52秒 | Weblog
明日、月曜日は朝から夜までの札幌研修会なので今日中に移動して、姉の療養先の病院に見舞いに訪れました。
写真は札幌市にある病院で優しく治療にあたる看護婦さんの姿を撮りました。
ここで、あえて看護婦さんと言いますが、看護婦さんと言えばいけないのだそうです。
看護婦さんの「婦」の字は「女」へんに「帚」と書くため、掃除をするのが女だと、女性を誹謗する事になるのだそうです。
常に清潔を重んずるのが女性だとも解釈が出来ると思うのですが・・・

今、病院には男性の看護を行なう方も居るため総じて「看護師」と言うようになりました。
看護の仕事の中には男性に向いたもの、女性に向いたもの、それぞれが役割り分担があるようです。患者さんによっては女性の方が、或いは男性の方がなど・・・
病気と闘う患者さんに生きる勇気と希望を与えた看護婦さんの事を「白衣の天使」と言う人もおります。勿論、男性の看護師さんにも素晴らしい仕事をする人もいます。
看護婦さんは女性の仕事、看護師さんは男性の仕事として割り切ったらどうでしょう。

今日の看護婦さんも「看護婦」と言う仕事に誇りを持ち、患者さんには女性だからこそ出来る質の異なる看護を行なうようにしているのだそうです。
やっぱり病院には看護婦さんの存在が大きいのかも・・・

男尊女卑と言う言葉がありますが「男を重視し優先させ女は男に従うもの」と言う意味です。実際にそうでしょうか・・・形の上では男尊女卑ですが、実情は女尊男卑なのです。
いつの時代にも実質的に家庭、会社、そして社会を支配しているのは女性なのですが・・・

家づくりのコツも奥様のご機嫌を損ねないようにする事が肝心です。

今夜も、いつも泊まるホテルに入りました。
このホテルは札幌の歓楽街、ススキノの近くにあるのですが一歩外に出れば街の女神さんに支配されそうです。
ホテルにとどまって相談メールに回答をします・・・

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靖国神社を考える・・・岡山~東京~函館~北斗市

2006年08月05日 18時46分47秒 | Weblog
写真はファース本部本社に社内安全を祈願して祀っている神棚です。
今日、岡山からの飛行機の中で、靖国神社に御参りに行くのだと言う老紳士と話をする機会がありました。

「靖国で逢おう!」老紳士の父親がこのように告げて出征したそうです。今日8月5日が特攻隊で戦死した命日だそうです。10日あとの15日には終戦なのに・・・
終戦の間際に多くの若者達が、仲間、恋人、妻、子供、親兄弟などに「靖国で逢おう」の言葉を残して戦場に散って行きました。自らが行きたくて行く戦場ではありません。往かせたくて往かした戦場でもありません。戦地に散っても靖国であえる・・・
散って行く若者も、送り出す家族も「必ず靖国で逢える」

行く者はこのように自分に言い聞かせて戦地へ赴いたのでしょう。
往かせる者はこのように自分に言い聞かせて戦地に送り出したのでしょう。
後戻りの出来ない状況の中で、行く方も、往かれる方も、自分の気持を整理して、けじめを付けるため「必ず靖国で逢えるのだ」と言い聞かせたと言う事です。

戦死して靖国に祀られたら、後から、戦争を激化させた戦争指導者も合祀されて来て・・・
国のために命を投げ出したと言う意味では、戦死した人も、戦争責任者も同じだと言うが、戦死した当事者の立場になったら何とも居心地の悪い靖国ではないか・・・
靖国で家族や恋人を待つ英霊も、その同じ場所に祭られている戦争指導者も、同じ気持で拝礼を受けられるでしょうか。戦死者と指導者との分祀は、同じく祀られる両方の立場に立っても当然の事だと思われます。

日本は神道の国です。
人が死ねば誰もが純真な神様になるのだから合祀した・・・しかし、祀られる神の立場も考慮した方が良いと思うのですが・・・
仏教もキリスト教も神道の歴史から比べたらはるかに新しい宗教文化と思われます。
国のために命を奉げた英霊を祀る靖国神社が、神道の神式で行なうのも日本古来の文化に倣う自然な姿だと思われます。
憲法で政教分離が規定されていますが中東で行なわれている「聖戦」など言う狂信的な戦争状況を作らないためにも必要な事なのでしょう。
しかし、日本の神道がイスラム原理主義などと同等に扱うのでしょうか。
だいたい日本の神道が宗教と言えるかどうかです。

論争になっているのが外国から言われて靖国神社に御参りに行くとか往かないとか・・・とてもナンセンスな議論です。
ベトナムに侵略戦争を仕掛けた米国大統領の祈念墓地に、米国政治家が献花してベトナム人が抗議をしましたか。そのような例を探したら山ほどあります。
日本人の我々も現在の靖国神社の置かれている立場に不自然さを感じるのです。
国内でしっかりとした議論し、この不自然さを払拭し、外国から指摘された時には毅然とした対応が出来るよう環境整備をしなければと思うのは私だけでしょうか。

今日は岡山から北海道への移動日で、少々、仕事以外の事に意識を手向けました。
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古(いにしえ)を想う時・・・岡山市

2006年08月04日 20時21分57秒 | Weblog
写真は2日の東京会場、そして昨日が移動日で今日4日に岡山市のメルパルクで開催した「勝ち残り研修会」での様子です。この研修会では、性能表示の仕方や温熱ソフトの使用法、受注サイクルの手法などを一日のカリキュラムで5時間の講義を行ないました。
東京会場でもそうでしたが、この研修には経営者の方々が多く参加しております。

今日の研修会で休憩時間にある受講者の方から「暑いのに福地社長はいつも長袖のシャツを着ているのは何故?」と言う質問がありました。
真夏にも半袖シャツを着ないのですが、単にクーラーの冷たい風を身体に当るとギンギンと肌が痛くなるからです。

巷の噂・・・福地社長は腕から背中にかけて昇り竜、下り竜の刺青が彫ってあるのでは・・・

半分、任侠の世界に身を置いた飯場暮らしの時代がありましたが、周りの仲間の多くが刺青を彫っておりました。身体に傷をつけて墨を入れる事に何の抵抗もありませんでしたが、自分の尊敬する師匠は絶対にその刺青を許しません。師匠は六色合わせの見事な刺青を彫っているのにです。
「墨を入れたら人生の選択肢が限られる」と言うのが師匠の言葉でした。

切った貼ったの環境で、まさに刑務所の塀の上を歩くような時代がありました。
しかし、師匠やトビ職仲間達が挙って私が刑務所の内側に落ちないよう支えてくれていたのです。その事実を知ったのは師匠が病気で亡くなった通夜の席でトビ職時代の先輩から聞かされ、思い浮べれば納得ゆく場面が走馬灯のように脳裏を過ぎって行きます。
自分に厳しく、人に優しい師匠でした・・・乱暴だけど滅法、気の良いトビ職仲間・・・

人情を大切にする生き方を教えてくれたのはまさに彼らだったのです。
私ごときの話しに耳を傾けてくれる経営者達・・・
人様の支えで生きている自分を意識出来るのは、きっと古き良き時代があったからなのでしょう。
師匠、先輩、そして今日の研修に参加して戴いた方々に感謝、感謝、感謝・・・

今日は37度まで気温が上がった岡山市内でしたが、予定のカリキュラムを終えてホテルに戻り、暮れ行く窓の外を見ながら何故か想いに耽るのでした。
明日は北海道に戻ります・・・
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優しい若者もいる・・・東京~岡山

2006年08月03日 21時07分06秒 | Weblog
写真は今日8月3日の夕方、羽田空港のラウンジから撮った真夏の東京の空です。
梅雨明けのシャキットした真夏が戻ってきました。

今朝、8時過ぎの東京の山手線はまさにラッシュアワーです。宿泊先の大崎のホテルから東京事務所のある浜松町まで行くのに僅か12分程度ですが凄まじい混雑状況となりました。
今日は岡山県に移動なので大きなスーツケースを持参して電車に乗りました。

同じ電車に80歳くらいのおじいさんも乗り込んで来ました。黒い皮膚に血管が浮き出て痩せたおじいさんで、杖をつきながらの歩行です。
おじいさんにとってこの混雑具合は想定外だったのでしょう。勿論、座る場所などありません。私はスーツケースを横にして座るように促しましたが、それを見ていた20歳前後のヤンキースタイルの青年が座席から突然、立ち上がり席を譲ってくれたのです。
その直後に品川駅で大勢の方々が一気に乗り込んで来て寿司詰め状態になりました。

足と腕が離れ離れになるような状況です。
あのおじいさんが座席に座れなかったらどうなったか・・・
殺人的と言われるようなラッシュアワーの混雑ぶりですが、この時間帯に80歳もの高齢者が電車に乗る事すら無謀と言えるでしょう。
家族はどうしたのか・・・駅員さんが時間を調整してくれなかったのか・・・

それにしても立ち上がって席を譲ってくれた青年の厚意がとても美しく感じます。
昨今、若者の無軌道な行動が社会問題になったりしております。しかし、その無軌道と言われる若者達は、我々の団塊世代の背中を見て育ったのですよね・・・
若者を攻める前に、自分を見つめ直す機会になればと思うしだいです。

今朝の山手線で見た若者の心温まる光景を目にし、日本の若者を見る視点を変える事が出来そうです。服装、格好などの外見だけで人にレッテルは貼れないものです。

灼熱の東京から更に暑い岡山県にやってきました。
午後8時半、このホテルの前で気温を測ったらちょうど30度でした。
暑い真夏の一日でしたが今朝の電車の中の光景が目に浮かびます。
今日の空模様のようにとてもハッピーな気持です。
明日はここ岡山で5時間講演を・・・

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シックハウス症候群について・・・東京

2006年08月02日 20時06分57秒 | Weblog
写真は今日、東京で行なわれた技術、経営手法の研修会に参加された、向かって左が新潟県の(有)山口建築工業の山口二三夫社長さんと、長野県の中村住建(有)の中村幸正さんです。山口さん、中村さんの両社はファース絶好調です。
ごめんなさい!!!接写モードでシャッターを切ってしまい、かなりのピンボケです。
ピンボケでなくとも二人はとても男前です・・・

今日の研修会ではシックハウス対策についても情報提供を行ないました。
シックハウス症候群とは、別名を新築病とも言われており住宅の新築時に発生する症状です。一種の過敏症なのでしょうが微量の化学成分に強く反応する体質になります。
目の痛み、湿疹、頭痛、喘息などの症状が激しくなり、治療してもとても治り難い病気とも言われます。

住宅を構成する部材には様々なケミカルな建材、糊、塗料などを使用します。
従来、新建材は多くが製造の際に防腐材として、ホルマリンを使用しておりました。
家が新築された後、その建材に含まれたホルマリンが揮発分解してホルムアルデヒドとなって引き起こす症状のようです。
このホルムアルデヒドは建材が空気に触れた時に揮発して放出しますが、通常、2・3年で揮発し終えて消滅します。つまり、新築時に起きるため「新築病」とも言われました。

この建材の含有したホルムアルデヒドを抜くには、家屋内を高温にして揮発させる方法があります。クロスの糊などの含有したホルムアルデヒドはよく抜けるようです。
しかし、構造内部に使用された合板の成分を抜くには相当の時間がかかります。
住人が過敏症の症状が起きてからホルムアルデヒドの放出量を調査しても、既に飛散し終えた後になるケースが多く発生しております。

建材には☆☆☆☆☆(フォースター)☆☆☆(スリースター)☆☆(ツースター)言う、星の数が告示してあり、星の数の多い方がホルムアルデヒドの放出量が少ない優秀な建材と言う事です。数年前から換気法と言われる法律が出来上がりました。
家屋内の換気を機械で一定量以上、行うように定めた法律です。
しかし、このように機械換気を促す法律より、ホルムアルデヒドを放出する建材の製造、発売の禁止を行う法律の方がはるかに有効と思われます。法律もピンボケか・・・

涼しい北海道から夜になっても気温の下がらない東京にやってきました。
男前社長さんの山口さん、中村さん、それぞれ新潟と長野に戻って行かれましたが、新幹線で帰れば、自宅で夕食がとれるそうです・・・便利ですね・・・
今日は5時間講演でしたが、さすがに疲れます。でもまだ仕事が・・・
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時間は資産である・・・北斗市~函館~東京

2006年08月01日 20時56分48秒 | Weblog
写真は毎回宿泊する東京のホテルです。
気温18℃の北海道から夜になっても24℃と蒸し暑い東京に移動してきました。
夕方まで北斗市の本社で仕事をして、この時間に東京のホテルに移動して、これからまたここで仕事です。

時間は資産であり、生命そのものであると思われます。
1日24時間、誰にも当分に与えられたこの時間と言う資産をどのように使うかによってその人の人生が特定できると言います。
誰もが生まれた時から死ぬ運命にありますが、その限られた時間の中で貴重な時間を有効に使用したいものです。

仕事は時間そのものでると言えるでしょう。
まして会議や会合を遅刻して開催を10分遅らせたとしたら、一般サラリーマンの時間あたり単価は約2,000円と言いますから1分33円、10分で330円、50人の会合ですと16,500円の損失を与える事になります。
働きすぎと言われる日本人に、勤務時間の時短が盛んに叫ばれています。
時短するからこそ効率の良い時間の使い方を工夫すべきでしょう。

特に会社の役員会などは、報酬の高い連中ばかりが揃いながら中身の無い会議・・・
会議と言うより愚痴の言い合いみたい場合もあるのではないでしょうか。
議題のテーマごとに時間を決めて、時間内できっちりとした方向性やその会議の目的を果たさなければなりません。遅刻はもっての他ですが会議が延びるのも厳禁です。
会議のあとの時間も其々が予定をつくっているのです。

講演会などの講師が、時間を過ぎてからもズルズルと講演を続けている場面に遭遇する事があります。時間延長をサービス講演だと勘違いしている講師がいるようです。
与えられた時間内で議題をしっかりとまとめる事が何よりも大事なのです。
時間を過ぎても止めない講師ほど本議題で横道に逸れ、制限時間を過ぎてからまとめにはいるから時間が遅れるのです。一番困るのは参加者で、途中で抜けると嫌味に見えるし、かといってもフライト時間、次ぎの予定が詰まっているのに・・・
このように言って、さて明日は東京で4時間講演を行なう自分はどうでしょうか・・・

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