2022.06.12撮影
今日も、もう一度、あまり広くは知られていないか、と思われる植物をご紹介します。
表題に「ブルースター・クリーパー」という名前を使っておきましたが、これは、英名がいくつかあるうちのひとつをカタカナにしたものです。
学名 Lobelia pedunculata
別学名 Pratia pedunculata
和名 学名をカタカナにしたものしかないもよう「ロベリア・ペドゥンクラータ」
英名 Blue star creeper
キキョウ科(Campanulaceae)ミゾカクシ属(Lobelia)
以下にも、和名は載っていず、「ロベリア・ペドゥンクラータ」とされています。
ミゾカクシ属
2022.06.24撮影
ロベリアというと、下の3弁が大きく、上の2弁は小さい、よく夏に育てる草丈の低い花を思い出すかもしれません。その夏の花壇や鉢を彩るロベリアは、和名がルリミゾカクシ、学名が Lobelia erinus。園芸的には1年草と扱うことが多いですが、原産地の亜熱帯では多年草。
ルリミゾカクシ
ルリミゾカクシと「ロベリア・ペドゥンクラータ」の花を間近に見て比べてみましょう。
次の画像をぜひご覧ください。ルリミゾカクシの大写し画像です。
L. erinus の瑠璃色のもの
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%83%9F%E3%82%BE%E3%82%AB%E3%82%AF%E3%82%B7#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Lobelia_(aka).jpg
このルリミゾカクシの画像を、次の「ロベリア・ペドゥンクラータ」の拡大画像とお比べになってみてください。
こういうふうに比べてみると、両者はかなり似ていますね。特に、花の中央の感じと、ツボミの出方。
2022.06.12撮影
うちにある「ロベリア・ペドゥンクラータ」が、原種(Lobelia pedunculata)か、ひとつあるとされる変種(Lobelia pedunculata var. Almanda Blue)か、あるいは、園芸種(Lobelia pedunculata ‘County Park’)か、はわかりません。うちのは、このように、先は尖っていても、丸みを帯びた花びらで、筋は、スミレ色。
ここまでの画像は、みんな、今年購入した新しい株で、南向きの庭に植えてあります。夏のうちは、こんもりと成長しました。花の終わった後は、ぐんと広がりました。
北側の庭には、前から別の株があります。南側の株のようにこんもりとは茂りませんが、元気です。ちゃんと花は咲いてくれます。そして、花が終わってからの方が、茎がよく成長して、葉が多くなります。この上を歩いても、平気。2枚続けて、花の時期のと花が終わってからのを、どうぞ。
2021.06.30撮影
2022.09.10撮影
南側のは、通り道にしているところまではみ出してきて、仕方ないので、その上を普通に歩きますが、それでも、次の画像程度にしか傷んでいません。確かに踏まれたというのはわかりますけど。
2022.10.19撮影
ところで、「ロベリア・ペドゥンクラータ」は、オーストラリアが原産です。それなのに、中国語の名前は、「新西兰半边莲」(簡体文字)、「新西蘭半邊蓮」(繁体文字)。意味は、「ニュージーランドのロベリア」。これ、いくらなんでも、オーストラリアに失礼じゃ?
新西兰半边莲
グランドカバーに使える植物について、1週間以上、6種について書いてきました。さらにグランドカバーについてはまたの機会に、ということにいたします。
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