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わたしの5月の庭:白

2024年06月10日 08時00分00秒 | わたしの庭

2024.05.10撮影
指貫(ゆびぬき)ベリー(Rubus parviflorus
* 和名は仮の名称
バラ科(Rosaceae)キイチゴ属(Rubus

わたしの5月の庭で、ツボミから出発して花開いた花の、3回目です。今回は、白い花。

1回目、2回目、同様、左側にツボミの画像を、右側に開いた花の画像を、載せます。両者は、必ずしも同じ個体ではありません。

 
2024.05.04撮影               2024.05.08撮影
ブルーベリー(Vaccinium
ツツジ科(Ericaceae)スノキ属(Vaccinium

このツボミと開いた花は、同一の花の房のはずです。このおちょぼ口程度で開いたことになるのですが、右の画像では、その開いた花のひとつの口に虫が黒く見えます。確か、アリだったはず。

うちには、ブルーベリーの木が3本あり、東から西へ一直線に、花の咲く順番(=実のなる順番)に植えてあります。上の画像のは、最初に咲く東端のブルーベリーの木ですが、真ん中のも西のも、みんな、5月中にツボミから花咲きました。

3種類並べてあると、花の形も実の形も違うのがわかるんですが、それはまたの機会にします。味も違います!

もう何十年とわたしの庭にいる木ですよ。すぐ南側にあるキウイの陰になるので、キウイが幅をきかせるのにつれ、北側に張り出してきました。実はしっかりとつけてくれます。今年は特に豊作のようです。楽しみ!

 
2024.05.15撮影               2024.05.31撮影
キウイ(Actinidia chinensis
マタタビ科(Actinidiaceae)マタタビ属(Actinidia

これが、そのキウイのツボミと花。キウイの花と言っても、雄花の花。5月末に咲き出し、今日現在でも、まだ雄花しか咲いていません。画像中、咲いた雄花の背景に見えるツボミは、全て雄花のものです。雄花は、気の毒になるぐらい、大量につきます。

さて、雌花はいつ咲き出すか。ツボミがやっとついただけ。

キウイの場合、雄花と雌花は同じ株につくのではなく、別株です。つまり、雄株と雌株があります。雄花の方が先に咲きます。

ということは、雄花は、どこかではすでに雌花が咲いている、ということを期待しているわけですよね。でも、雌花は後で咲く。季節の最初に咲いた雄株は、ムダに花粉を虫たちに提供するだけのことではないか? また、季節の最後に咲いた雌花は、妊活するにもしようがなくなります。

 
2024.05.10撮影               2024.05.11撮影
冒頭画像に同じ

「指貫(ゆびぬき)ベリー」というのは、英名の Thimble berry からわたしがつけた仮の名前です。実の形状から thimble(西洋式の指貫)と呼ばれるのだと思います。このベリーが美味しいんですよ。今年は花がよく咲いた(=もう花は終わった)ので、たくさん食べられるのではないか、と期待。すでに、実が形成されつつあります。

以上、実が食べられるものでした。以下は、毒草。

 
2024.05.23撮影               2024.05.23撮影
キツネノテブクロ/ジギタリス(Digitalis
オオバコ科(Plantaginaceae)キツネノテブクロ/ジギタリス属(Digitalis

わたしは、この植物を「ジギタリス」ではなく「キツネノテブクロ」と呼びたいんですけど・・・なぜ和名を使わない傾向が強いのか。

全草に毒があります。薬効があるとされていましたが、現在は、少なくとも日本では、
>> 以前は日本薬局方に(中略)医薬品各条に収載されていたが、
>> 第14改正日本薬局方第2追補(2005年1月)で削除された。
(上記Wikipediaから) 

わたしの庭には、たくさんキツネノテブクロが咲いています。植えたわけではありません。あまりにも増えるので、掘り起こすこともあります。花の色は、白〜薄いピンク〜ピンク〜マゼンタピンクで、園芸種には黄色いのもあるようです。

 
2024.05.04撮影               2024.05.11撮影
ドイツスズラン(Convallaria majalis var. majalis
キジカクシ科(Asparagaceae)スズラン属(Convallaria

わたしの北側の庭には、ドイツスズランがたくさん生えています。放っておくと、イヤというほどに増えるので、人様にもらっていただくか、廃棄するしかありません。

元はと言えば、園芸好きの隣のおばさんちから来たんです。おばさんが、あまりにもスズランが増えすぎて困って掘り起こして捨てよう、としているところに、わたしが口出しして、数株いただいたんです、ちゃんと注意されたのに。今では、当時のおばさんと同じ運命になりました。

でも、葉の枯れてしまう冬場以外は、葉が美しく、グランドカバーとして、魅力的です。

これも、全草に毒性があります。


今日で、わたしの5月の庭からの報告を終わります。



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