カラスといちごとクロッカスと

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ひらひら花びらのムクゲは、ハイビスカス

2022年08月11日 09時31分53秒 | アオイ科
2021.08.02撮影

今年一番のムクゲ(木槿 Hibiscus syriacus)の花が咲きました(バンクーバー時間で、8月10日)。

さっそく写真撮影したのですが、撮影時間の関係で光線の具合が悪く、色が思ったように出なかったので、ここでは、去年撮影したのをご紹介しています。午後でも遅くなってから西日の当たらないところで撮影した方が、花の色がきれいに出ます。

去年の撮影記録を見てみると、7月23日にはかなり咲いているようで、地球温暖化、と言っても、そして、本当にバンクーバーながら暑いのですが、なぜ今年は2週間以上遅いのでしょうか・・・雨量が関係した?

ムクゲはバンクーバーではごく普通に庭木として植えられていて、白のとピンクのが多い印象を受けます。その辺、アマノジャクのわたしは、紫のを何年か前に求めてきました。ただ知らなかったのは、咲いた花の花びらがひらひらしていることです。後で調べてみると、園芸種の ‘Coelestis’ のようでした。

ムクゲ 'コーレスティス'

ムクゲはフヨウ属(芙蓉属 Hibiscus)で、フヨウ属には、
・フヨウ(芙蓉 Hibiscus mutabilis
・ムクゲ(木槿 Hibiscus syriacus
・ブッソウゲ(仏桑花 Hibiscus rosa-sinensis
・各種、いわゆる「ハイビスカス」(Hibiscus arnottianus など)
などが含まれます。

ムクゲの属名が学名で Hibiscus「ヒビスクス」だと初めて学んだ時、わたしは、が〜〜ん、ときたのですが、それはわたしが無知だったからだけかもしれません。


ムクゲは、
・中国語で「木槿(ムーチン)」
・朝鮮・韓国語で「無窮花(ムグンファ)」
・日本語で「槿(ムクゲ)」あるいは「木槿(ムクゲ)」

日本語で「木槿」と書くのは中国語表記から、「ムクゲ」と呼ぶのは朝鮮・韓国語の発音「ムグンファ」からのようです。


ムクゲは韓国の国花です、法的な位置づけはないそうですが。次々と散っても、次々と咲くところが、「無窮」、すなわち、「窮することなく」「絶えずに」「がんばる」というように解釈されたのでしょうか。

ところで、ムクゲは一日花だとされていますが、わたしがわたしの木(一重の園芸種)で観察したところによると、2〜3日咲いているような・・・他所のお宅の木も観察してみないと。


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