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2021.08.03撮影
これは、キク科(Asteraceae)、オグルマ属(Inula)の花で、Inula hookeri です。日本では栽培されてないようで、和名もないもようです。
このキク科独特の花を初めて見た時、わたしはすぐ感動する方で恥ずかしいのですが、目を見張り、とりこになってしまいました。真夏に陰で涼やかに咲く花。
ところが、その花は、お隣の地所に、、、と言っても、柵を越えたほんのすぐ向こう。手は届く。手を差し出すべきか、、、お隣さんとわたしは、両方が庭づくりをするので分けてもらえるよう頼んでもよかったんですが、そのころはまだあまり親しくなくて、、、で、次の夏が来て、うふふ、うちの地所に越境してきたわん。大喜びで、それを植え替えました。
わたしにとってのイヌラ・フッケリの魅力は、
・開く前のツボミがむじゃむじゃとかわいい(下の画像1)
・花びらが見え出すと、きれいな渦巻き状になる(リンクと下の画像2)
・夏に日陰で咲いてくれる
・花は、目が覚めるが、主張し過ぎない(8センチくらい)
・開いた花びらが細く、自由な雰囲気で、かつ、繊細に風にそよぐ
・すっとのびた茎自体が、咲いた花の重みで風に揺れる
・葉っぱが柔らかく、目に優しい
イヌラ・フッケリの開く前のツボミ(画像1:大写しで申し訳ございません)
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2022.07.06撮影
イヌラ・フッケリの開きかけたツボミ(リンク)
イヌラ・フッケリの花びらがだいぶんほころんだところ(画像2)
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2020.07.26撮影
イヌラ・フッケリ(Inula hookeri)の種小名 hookeri ですが、これは、この植物をヒマラヤからイギリスに持ち帰った Joseph Hooker という植物収集家の名前にちなんでいます。Hooker に "i" をつけてラテン語っぽくし、さらに、種小名なので頭を小文字にして hookeri となっているわけです。
hookeri をラテン語式に読めば「ホオケリ」になってしかるべきですが、寄ってたつ元の名前が英語の名前 Hooker(フッカー)なので、その英語式の発音に則り「フッケリ」となります。
これは、全くの余談ですが、英語で hooker というのは、俗語で「春をひさぐ女性」という意味になります。
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