2023.07.04撮影
ローレルジンチョウゲ(Daphne laureola)
今日は、前回のつづき、ナマケモノのガーデニングです。
画像は、前回同様、記事の内容に関係ありません。2枚並んでいるのは、同一の植物の「ビフォーアフター」です。
5.自家製コンポストを作る
剪定した木々の枝、また、取り除いた他の植物の葉や茎などは、コンポストにします。そして、毎年、新しくできた土を利用します。うちは、コンポスト用の入れ物が3つありますが、そして、そこにいい土ができているのはわかっているのですが、そのいい土を取り出すのが面倒くさいので(わたしがナマケモノであることをお忘れなく)、ここ数年は、野菜畑の一角に、生ゴミ(植物性のみ)ととも木の枝や草の類を投げやっています。時々、場所を移動していきます。
自家製コンポストは、リサイクルしている、という満足感を感じられるだけでなく、有機であることがわかっていて安心だし、肥料を買う必要がないのでお金もかからないし、市販の肥料のように臭ったりもしません。自分的には満足しています。
2023.07.04撮影
ヘレボルス・オリエンタリス(Helleborus orientalis)八重の園芸種
6.自家製マルチ(チップ)を作る
庭に木があれば、剪定はつきものです。そして、草本のものでは、枝や軸のしっかりしたものを切り取ります。これらを、チップ製造機(そんなに高くありません)で、チップにします。そして、これをマルチとして、植物の植わっているギリギリのところまで、土の上に敷き詰めていきます。
そうすると、雑草の出てくる率が、グッと下がります。また、マルチは、徐々に分解し、結局、コンポストとなります。
7.落ち葉を活用する
落ち葉もマルチとして使います。落ち葉かきをして、冬場に地表がむき出しにならないようにします。これも、雑草の発生を防ぎます。そして、葉は、最終的には腐葉土となります。
2023.04.10撮影 2021.05.30撮影
ヤグルマギクの1種(Centaurea montana)
8.水やりをあまりしない(=水やりのあまり必要でない植物を植える)
水は、極力、やりません。日本の夏では、このやり方は無理だと思いますが、去年の夏の、カラカラ天候、バンクーバー市の散水制限、から学んだのは、とにかく、育ってくれる植物を庭に取り入れることです。うちには、もう長い間、芝生はありません。全部根こそぎはぎました。
9.地植えを優先する(=鉢植えは控える)
鉢植えはなるべくしません、というか、ごく少数です。なぜなら、水やりが大変だからです。地植えなら、水やりが少なくて済みます。
家の中の植物も数は少なく押さえています。前は150鉢ぐらい屋内で育てて、緑の中で生活していたのですが、土につく細菌?にアレルギーを発生し、泣く泣く、全部お友だちに引き取ってもらいました。今あるのは、その後、ぼちぼち導入したものです。数が少ないので大丈夫かな、と思っています。
10.苗から育てる(=タネから育てない)
まあ、これは原則ですけど。野菜類を育てるときには、タネからします。気に入った植物があれば、挿し木にします。まあ、つけばラッキーぐらいで。
2023.05.03撮影 2023.05.04撮影
セイヨウタンポポ(Taraxacum officinale)
では、以下にまとめてみます。
1.土地の気候に合ったものを植える(野草、雑草も含む)
2.庭の生育環境に適したものを植える
3.主に、多年草(宿根草)を植える
4.自分が世話をする力量以内の植物を育てる
5.自家製コンポストを作る
6.自家製マルチ(チップ)を作る
7.落ち葉を活用する
8.水やりをあまりしない(=水やりのあまり必要でない植物を植える)
9.地植えを優先する(=鉢植えは控える)
10.苗から育てる(=タネから育てない)
以上をできるだけ実行すれば、みなさんも、わたしと同じように、立派なナマケモノガーデナーになれます。
あ、もうわたしとすでにお仲間?
昔はボランティアで集めた落ち葉を袋に入れて廃棄してましたが今では、自然の宝物
地域の人が喜んでもらって帰ってくれてます
落ち葉の利用と木の枝のチップ、これは木を切ってしまったのと、機械がないのでできません。後、自分が世話できる以上のものを植えないーわたしは世話自体あまりしないので、いったん植えたらあとは自力で生きていってね。と植物に言っています。
弟が花屋なので、フラワーロスが半端ないんです。捨てられるものはもらってきて、とりあえず植えています。今、バンジーをケースに10個順次植えているところ。つまり、世話をできなくても植える。あとは植物の生命力頼みですかね。
人間、勝手なもので、その土地に合わない珍しいものほど植えたくなるし、売れるんです。すぐ枯らすのに。なまけものガーデナーの姿勢は大事だと思います。
弟さんから植物の「差し入れ」があるとは、なんともうらやましい。でも、ナマケモノガーデナーには大量すぎてきつい時もあるんでしょうか。
> いったん植えたら
> あとは自力で生きていってね。
と植物さんに言い聞かせるのは、いいことだと思います。
> 人間、勝手なもので、
> その土地に合わない珍しいものほど
> 植えたくなるし、売れるんです。
> すぐ枯らすのに。
これなんですよ。雨の多いバンクーバーで砂漠の植物を育てようとする人がいる。売っている、というのも問題。多年草を一年草と称して売るんですね。これで責任回避ができる。
> なまけものガーデナーの姿勢は
> 大事だと思います。
賛同してくださり、ありがとうございます。よっしゃ、ますますナマケモノで行こう。