カラスといちごとクロッカスと

身の回りの鳥や小動物、庭の花や畑の野菜など、日々日々、季節季節の情報を、
個人の目をとおしてお届けします。

花より団子、ヒップより花

2022年09月10日 06時29分27秒 | バラ科
2019.06.03撮影

このバラは、わたしは見た途端にお目々が大きくなり、息つく間も自分に与えず、うちにお連れもうしました。全く後悔しておりません。ヒップ(バラの果実)のお陰で、庭のあちこちに広がっています。うちに来る人、来る人、愛でていってくれます。苗は、いろいろな人にさしあげました。

光の当たり具合により、次のような色に見えることもあります。

2021.05.28撮影

花びらの形は、最初の画像(虫がとまっていますが)のように丸目の場合と、次のリンクの一番上の画像のように先がやや尖っている場合と、上の2番目の画像のように花びら全体が細めで間が空いている場合と、などなど、があります。

学名 Rosa glauca (syn. Rosa rubrifolia)
英名 Redleaf rose「赤葉のバラ」
和名 ないもようです

ヨーロッパ原産の原種のバラです。こんなにきれいなバラが原種? わたしは、原種の植物が好きな方なので、原種であることに全く異議はありません。昨日ご紹介したイヌバラ(Rosa canina)も原種です。原種は一般的に丈夫なので、ナマケモノには最適。


また、原種のバラであるおかげで、ローズヒップがいっぱいついてくれます(と、ここで舌なめずりをする)。イヌバラのヒップは、色が、緑→オレンジ→赤、と変わるようですが、今日ご紹介のバラは、緑→銅色→赤、のようです。生育条件により異なると思いますので、確言はできませんが。でも、確かに言えることは、イヌバラのヒップは縦長なのに対し、このバラのヒップはかなり丸みを帯びています。

2021.07.18撮影

2022.08.20撮影

このバラの学名は、以前、Rosa rubrifolia「赤葉のバラ」でした。現在の学名は Rosa glauca「灰緑色のバラ」です。

この glauca というラテン語(英語の glaucous に当たる)の意味は、
⑴ 鈍い灰色っぽい緑、あるいは、青の
⑵ 粉をふいたような艶におおわれた(例えば、ブドウの実の表面)
です。

Rosa glauca は、実際、「灰青っぽい粉のような艶に覆われた」葉です。

でも、葉は、赤っぽい場合もあります。旧名の Rosa rubrifolia「赤い葉のバラ」はそれを表します。英名も Redleaf rose で、「赤葉のバラ」です。

次の画像で、葉の色をご覧ください。

2021.05.25撮影

雨に濡れたところをどうぞ。

2013.06.13撮影

次は、晴れた日の。

2019.06.03撮影

いかがでしょう。好きなバラのリストに入れてくださいました?


コメント    この記事についてブログを書く
« ローズヒップも、ジャムになる | トップ | 女心と、バラの色 »

コメントを投稿