カラスといちごとクロッカスと

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必殺、コバエ(+テントウムシ)

2023年10月13日 08時00分00秒 | 昆虫、その他

2023.07.10撮影
ディル(Anethum graveolens)の葉の軸にとまるテントウムシ

今日はコバエについて書くんですが、コバエの写真など、ピンボケを数枚しか持っていないので、代わりに、もっと目に優しいテントウムシ(Coccinellidae)の画像を掲載したいと思います。

同定は、間違っている可能性はありますが、今日の画像のテントウムシは、北米に生息するジュウサンホシテントウ(Hippodamia tredecimpunctata)の1亜種だと思います。オレンジ色〜赤の鞘翅(しょうし、さやばね)をしています。名前の通り、13個の星がついていて、体形がやや長めです。



2023.05.14撮影
サナギからかえってほどない(?)テントウムシ
ハイキンポウゲ(Ranunculus repens)の葉の上にとまる

この夏は、バンクーバーでは気温が低かったからでしょう、わたしのうちではコバエが発生することはありませんでした。生ゴミもちゃんと外へ出すようにしていたのも良かったと思います。たとえ生ゴミが2日、3日、家の中に残っていても、とにかく気温・室温が低い、まずは腐りません。

コバエというのは、特定の種(しゅ)を指しているのではなく、小さいハエをまとめて呼ぶ語だそうです。

「湧いてくる」という表現を使いますが、無から出てくるわけではなく、やはり、元をただせば、どこかから入ってくるそうです。あとは、適切な温度(20℃〜30℃)さえあれば、大量に発生してくれます。


2023.04.21撮影
カタクリの一種「フォーンリリー」(Erythronium tuolumnense)の葉の縁にとまる
テントウムシ

恥ずかしながら、わたしは、わたしのブログで、何度も、何度も、切々と、足を怪我して大変だった、と訴えてきましたが、コバエのこともそうなんですよ。わたしが自由に動けないのをいいことに、こやつめら(失礼な言い方ですね、ごめんなさい)が集まってきたんです、外に出すのが滞っていた生ゴミに。

最初は、コンピュータのモニタの前とかを飛んでいた(わたしがそこにいたから見た)んですが、わたしは、この程度なら、まあいいか、なんて呑気に構えていました。ところが、これは予想しておくべきだったんですが、あっという間に、コーヒーの殻に群がり始めました。

こりゃ、いかん、と思っても、家の中でさえまともに歩けないのに、生ゴミを持ち出しに、さらなる怪我の可能性を高めてまで、外へ行くはずがない。つれあいには頼んだが、こういうことって、男性一般が無頓着なのか、うちのが特別無頓着なのか・・・


2023.04.21撮影
カタクリの一種「フォーンリリー」(Erythronium tuolumnense)の葉の縁にとまる
テントウムシ、「甲羅」の下縁が、ややそりかえっているのが見える

1年ほど前の記事で、コバエについて書きました。退治の仕方は、掃除機で、止まっているところをやや上から吸い込む、というのが効果的である、と分かったのですが、その時に、コバエに学習能力があるかどうか、も考えてみました。なぜなら、何度掃除機という捕獲機をかけても、生き残っていくやつらがいるので。



2012.06.18撮影
セイヨウノコギリソウ(Achillea millefolium)の花や葉の軸にとまるテントウムシ

ところが、このところ家の中をうろついているコバエさんたちは、なんとも飛ぶのがひょろひょろ、ふらふら、としている。手でたたけるんですよ。あの、敏捷なコバエさんが。

外の気温も低いが、現在は、室温を、暖かくはないが寒くない、という程度の20℃程度に設定してあるので、コバエさんたちは元気が湧かないのだと思います。

それで、両手を近くに構えてから(「近くに構える」というのが、成功の秘訣)パチンとやると、80%くらいの確率で、わたしは殺生をすることになる。構えずに離れたところからパチンとやると、空気が動くのを察知するためでしょう、ぐいっと逃げられます。


2012.06.18撮影
セイヨウノコギリソウ(Achillea millefolium)の花の下にとまるテントウムシ
フラッシュを使っての撮影(直前の画像とお比べください)

それと、偶然、見つけたことが。電気をつけると、お手洗いの鏡の表面にいっぱい並んでいる。去年のわたしの「研究」では、コバエさんたちは、キャビネットなどの角に止まるのが好きだったはず。

なんで、表面に? それも、鏡に? と考えたのですが、そこから先に空間がないことが理解できていないみたいなんです。鏡まで飛んでいって、鏡にぶち当たって、そのままそこに止まることになる、みたい・・・

それで、このコバエさんたちを、掃除機で吸い取るわけです。鏡からわずかに離して、コバエさんのやや上にかざして、飛び立ったところを吸い込む。鏡のおまけ効果もあるみたい。コバエさんたちには、鏡が像を反射するために、何かがどこから近づいてくるか、が分かりにくいようです。

でも、ああ、す〜〜っとしたわ、、、とならないところが、コバエさんたちの、吸っても吸っても帰ってくる、というど根性でありまして、この戦いはいつまで続くのでしょうか。気温が下がるまでであります。

別に殺生はしたくないんですけどね、不衛生だと思うから、仕方ないっか。確かに「駆除」して、喜びは感じません。

それに比して、植物につくアブラムシ(Aphidoidea)を食べてくれるテントウムシ(Coccinellidae)なら、益虫というわけ(害虫に分類されるテントウムシもいるが)。それに、テントウムシはかっわいいのであ〜る。

コバエとはすごい差別ですね。

1年以上前の記事に、テントウムシの幼虫の画像を載せました。焦点の合っていない写真ですが、かわいい写真なので、よろしければご覧ください。



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2 コメント

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Unknown (もにもに)
2023-10-13 13:25:33
コバエが沢山いるのは不快ですね!
日本にいらっしゃるのなら『コバエがホイホイ』を
お勧めするのですが。
検索すると出ると思います。
あと『コバエホイホイの作り方』というのも
いくつかあります。
空きペットボトルを使っているのとかは子どもの
工作でも作れそうですよ。
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もにもにさんに返信です (flowerconnection)
2023-10-13 14:11:35
掃除機が威力を発揮し、わたしも外へ出られるようになったので、事態は改善しつつあります。日本って、便利な製品がいろいろありますよね。うらやましい限りです。こちらでも何かないか、と調べていると、電気じかけのものがいくつか見つかりました。「自然」の方法とも比べ合わせてみて、来年に備えようと思います。コメントと情報、ありがとうございました。
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