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キウイフルーツの成長

2022年10月01日 07時27分40秒 | キウイ
2022.09.28撮影

昨日(9月30日)は、キウイに雄株と雌株、雄花と雌花、があることについてお話ししました。

キウイには性別があるか

今日は、雄花と雌花の産物である、キウイフルーツについて書いてみたいと思います。冒頭の画像は、数日前に撮影しました、立派に成長したキウイフルーツです。

もう一度、以下で花をご確認ください。

まずは、雌花に先立って咲く雄花から。次の画像では、異なる段階の花が見えます。ツボミ、ほぼ開いた花、また、咲いてしばらく経った花。場所場所で密度は違うんですが、このように、集合して咲きます。

2021.06.04撮影

これらの雄花の撮影日は、去年(2021年)ですが、6月4日。以下の雌花の撮影がその同じ年の6月17日。独立して咲く雌花の背景、右うしろに、茶色いものが見えますが、これは、かたまって咲く雄花が終わったものです。

ちなみに、この雌花の画像は、夜の9時15分くらいに自然光で撮影したものです。夏時間ですから、地球的には、8時15分くらいのことですが、まだ明るいです、ここ(カナダのバンクーバー)は高緯度ですから。

2021.06.17撮影

昨日も見ていただきました雌花ですが、この構造と、次の若い果実を比較なさってみてください。

果実の方からは、当たり前ですが、花びらが落ちています。そして、それを囲っていたガクが干からびて上に反り上がっています。偽オシベが茶色く干からびて、落ちたのもあるし、ガクの根本にまだくっついているのもあります。メシベは焦げ茶色に干からびて、果実のお尻にまだまだしっかりとくっついています。子房がふくらみ出すのは早く、間もなく、このような赤茶色い果実になります。この色の変化は、園芸種により異なるかもしれません。

2016.06.16撮影

果実がもう少し熟れると、今度は色が緑になります。次の画像では、落ちた花びらが、メシベに引っかかったままになっています。

2021.07.04撮影

もう少し進むと、今度は、オシベが落ちてなくなり、メシベもガクも退化します。この段階では、果実がまだ未熟です。

2013.08.01撮影

果実は、8月、9月と、十分成長させます。9月も末になると、キウイフルーツが以下のように出来上がります。

この画像では、キウイのツルがクロチク(黒竹 Phyllostachys nigra)にからみついています。かわいそうなクロチクさん。ごめんね。わたしの怠慢です。

2022.09.28撮影

キウイフルーツは、まだ収穫しません。少なくとも、うちではしません。それについては、また明日。


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